マレーシア医療研究所
研究機関の概要
所在国 | マレーシア |
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日本語表記 | マレーシア医療研究所 |
英語表記 | Institute for Medical Research (IMR) |
現地語表記 | Institut Penyelidikan Perubatan (IPP) |
主管省庁・部局 | マレーシア保健省 |
本部所在地 | Jalan Pahang, 50588 Kuala Lumpur, Malaysia |
キャンパス所在地 | Jalan Pahang |
土地・建物等の面積(㎡) | - |
ウェブサイト | https://www.imr.gov.my/en/ |
ニュースページ | https://www.imr.gov.my/en/ |
予算(ドル) | - |
創立年 | 1900年 |
沿革
マレーシア医療研究所(IMR)は、1900年にマレー連邦共和国総領事、英国人のFrank Athelstane Swettenham卿が、脚気やマラリア熱などの病気の原因、治療、予防に関する科学的かつ持続的な研究を実施するためにマラヤに病理学研究所を設立することを提言したことに始まる。当時のヨーロッパの植民地勢力であるフランス、オランダ、イギリスは、ほぼ同時に植民地での新しい研究機関の設立に動き出していた。1901年2月に正式な開所式が行われ、同年8月に病理学研究所は医学研究所となった。その後、研究所は拡張されていった。1986年、マラリア、フィラリア症、デング熱の媒介動物の生態、分類、制御のためのWHO共同センターがIMRに設立された。2000年に創立100周年を迎え、2003 年に正式にマレーシア国立衛生研究所の傘下に入った。
組織・人員
組織
1管理センター、8研究センター、2人材養成コース
マネージメントセンター がん研究センター アレルギー・免疫研究センター 健康医学研究センター 特殊診断センター 環境衛生究センター 循環器・糖尿病・栄養研究センター 感染症研究センター 医学研究資源センター 応用寄生虫学・昆虫学ディプロマコース 医療微生物学ディプロマコース
研究者数
146名
研究支援者数
657名(総スタッフ)
研究活動
代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など
重点分野はマレーシア政府の保健研究優先分野と一致する。デング熱、結核、マラリア、がん、幹細胞、関節リウマチ、環境衛生を中心に研究を行っている。IMRの研究は、ベリベリ、マラリア、コレラ、チフス、天然痘、ハンセン病、結核、フィラリア、デング、チフス、栄養欠乏症など国内および地域の主要な熱帯病の知識、理解、治療、管理に多大な貢献をしてきた。現在、IMRの主な機能は、研究、専門的な診断サービス、トレーニング、技術コンサルティングである。
研究機関の特徴
IMRはマレーシア保健省の生物医学研究部門であり、マレーシア国立衛生研究所の下にある6つの構成研究機関のうちの1つである。 知的財産権を13件保有している。医学研究のさまざまな分野で活躍する同研究所の専門知識は、マレーシア保健省、国内の他の政府省庁や機関、さらには国際機関への助言・コンサルティングサービスにも活用されており、国内における健康研究の中心的存在として認知されている。
2020年年間レポートでは、122の研究プロジェクトとコラボレーション、57のポスタープレゼンテーション(内28は海外で)、42の口頭プレゼンテーション(内8は海外で)、635のコンサルテーション(内151は海外)、120の他機関との提携、研究プロジェクトへの18の外部研究資金、その他プロジェクトや活動への5の外部資金、11の賞受賞(うち3は海外で)が紹介されている。
その他
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