金属産業研究開発センター(MIRDC)
研究機関の概要
所在国 | フィリピン |
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日本語表記 | 金属産業研究開発センター(MIRDC) |
英語表記 | Metals Industry Research and Development Center (MIRDC) |
現地語表記 | Metals Industry Research and Development Center (MIRDC) |
主管省庁・部局 | 科学技術省 |
本部所在地 | MIRDC Compound, Gen. Santos Avenue Bicutan,Taguig City, 1631 Metro Manila |
キャンパス所在地 | 本部 REGION VI REGION X |
土地・建物等の面積(㎡) | - |
ウェブサイト | https://mirdc.dost.gov.ph/ |
ニュースページ | https://mirdc.dost.gov.ph/ |
予算(ドル) | 5,144,576 ※2022年3月末換算 |
創立年 | 1966年 |
沿革
フィリピン金属産業の発展と拡大のため、1966年6月18日付共和国法第4724号により、金属産業開発センター(MIDC)が設立された。1972年5月31日付の共和国法第6428号により、MIDCは金属産業研究開発センター(MIRDC)に改組・改名され、法人格が与えられ、権限も拡大された。センターの運営は、この法律に基づいて組織された評議員会に独占的に委ねられた。その後、大統領令第602号が出され、センターの方針転換が図られた。大統領令第602号は、MIRDCを当時の国家科学開発委員会(現科学技術省)から貿易産業省に移し、政策に沿ったプログラムを実施するよう調整がなされた。1991年12月6日付の大統領令第494号により、MIRDCは科学技術省に所属する通常の政府機関に改組され、1993年5月27日に体制転換が完了した。
組織・人員
組織
運営評議会 所長
技術サービス部 研究開発部 計画管理課 財政管理課 技術拡散課 分析試験課 試作課 材料プロセス研究課
研究者数
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研究支援者数
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研究活動
代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など
近年の研究開発成果として以下がある。
・用FAMEトランスポンダーのケーシングを試作開発
・放射線グラフト捕集材の排水処理用カラムの試作開発
・即席爆発装置(IED)破壊装置用円錐型プラスチック容器および包装箱の開発
・真空浸炭熱処理を施した脱穀機用低炭素鋼ボルトの金属組織に関する比較研究
・小型漁船用SSインペラブレードの代替製造法の開発:ブランキング金型と成形金型
・RU'S社製サトウキビジューサーの設計改良
・12馬力単気筒ディーゼルエンジン(SCDE)の商品化
研究機関の特徴
自給自足と国際競争力という国家目標を達成するための戦略の一つが、研究開発能力の向上である。 このため、MIRDCは国内のニーズに応え、金属産業を支援し、輸出産業において勝者となることが期待される分野の研究開発プロジェクトを実施している。また、MIRDCは、金属エンジニアリング企業のより良い製品、プロセス、材料、設備のプロトタイプ開発を支援する。
機関のビジョンは、「2025年までに世界的に競争力のある金属、エンジニアリング、および関連産業のための科学、技術、イノベーションの卓越したセンターとなること」である。機関のミッションは、「金属、エンジニアリング、および関連産業の政府および民間部門に対し、技術者・技能者の育成、情報交換、品質管理・試験、研究開発、技術移転、ビジネス経済・アドバイザリーサービスに関する専門的管理および技術的専門知識を提供すること」である。
MIRDCの主要な任務は以下である。
エンジニアリング・デザインサービス/各種試験分析/受託研究/共同研究/プロトタイプ開発
MIRDCは、研究開発の成果を実用化・収益化するために、最先端の設備を備えた技術開発センターを設置し、技術サービスを提供している。また、センターの保有する設計ソフトウェアによって、最終製品の可視化とシミュレーションが可能になり、設計エンジニアや技術者は、設計のボトルネックの排除、機器アセンブリ間の衝突の検出、応力/歪みレベルの決定など、設計と性能の改善、早期故障の回避、過剰設計要因の効果的な修正を行うことが可能となった。
その他
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