フィリピン原子力研究所(PNRI)
研究機関の概要
所在国 | フィリピン |
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日本語表記 | フィリピン原子力研究所(PNRI) |
英語表記 | Philippine Nuclear Research Institute (DOST-PNRI) |
現地語表記 | Philippine Nuclear Research Institute (DOST-PNRI) |
主管省庁・部局 | 科学技術省 |
本部所在地 | Commonwealth Avenue, Diliman, Quezon City |
キャンパス所在地 | - |
土地・建物等の面積(㎡) | - |
ウェブサイト | https://www.pnri.dost.gov.ph/ |
ニュースページ | https://www.pnri.dost.gov.ph/ |
予算(ドル) | 6,880,686 ※2022年3月末換算 |
創立年 | 1958年 |
沿革
1958年、前身となるフィリピン原子力員会(PAEC)が設立、1987年に科学技術部(DOST)傘下研究所であるPNRIに再編され現在に至る。
組織・人員
組織
所長 副所長 計画部 原子力研究部 核サービス部 核規制部 技術拡散部 財政管理部
研究者数
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研究支援者数
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研究活動
代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など
【食と農の原子力利用】
サトウキビの突然変異育種/特定穀物の生産性向上に関する研究/カラギーナンによる緑豆およびピーナッツの植物成長促進剤/カラギーナンPGPの成長促進および害虫・病気抵抗性誘導のためのフィールドテスト/精密農業に向けた養分利用効率の向上/生分解性農業用超吸水剤の開発/食品の安全性、品質および農産物貿易を向上させるための食品放射線照射技術の応用/電子ビーム照射による生冷凍ハンバーガーパテの微生物学的品質改善/イチゴおよびランズンの賞味期限に及ぼすポストハーベスト処理と放射線技術の相乗効果/フィリピン珊瑚礁魚類におけるシガテラ魚中毒毒素の検出と定量化
【健康・医療における原子力利用】
テクネチウム-99m放射性医薬品の地産地消開発/早期前立腺癌検出のためのCRADLEプロジェクト/放射線治療患者における放射線応答性遺伝子の遺伝子発現プロファイリングと変異解析/デング熱対策用無菌昆虫技術の開発/ガンマ線・電子線施設を利用した医療・農業用新規バイオ材料の開発/プロポリスのアルコール抽出物の物理化学的性質に及ぼす放射線照射の影響/核技術を用いたシャブ・プロファイル・マッピング
【産業競争力強化のための原子力利用】
重金属吸着剤としての放射線グラフトアバカ不織布/競合吸着および固定床カラム吸着研究(フェーズ2)
【環境保護・管理における原子力利用 】
マンゴー園における土壌侵食の従来技術および同位体技術による評価/ダバオ市における地下水資源調査のための同位体技術/有害藻類繁殖管理用物質製造のための能力開発/鉱業・工業活動が大気質に与える影響の評価/西フィリピン海における特定海域の放射線評価/フィリピン・タナイの公衆放射線被曝の評価/ヌエバエシハ州における水田土壌のNORMs評価/フィリピンにおけるリアルタイム放射線モニタリングシステムの構築/リン酸肥料副産物からの希少元素の抽出/石炭および長石鉱床中の放射性核種と希土類元素の特性評価/パラワン島における水銀濃度の経路追跡
研究機関の特徴
科学技術省(DOST)傘下の研究機関の一つであるフィリピン原子力研究所(PNRI、旧フィリピン原子力委員会:PAEC)は、フィリピンにおいて原子力科学技術の平和的な利用を推進するための研究開発活動を行い、放射線業務従事者と一般市民の健康保護のために原子力安全規制を行う唯一の政府機関である。
大統領令128号に基づき、PNRIは以下の機能を果たすことが義務付けられている。
放射線および原子力の技術、材料、プロセスの応用に関する研究開発/原子力研究炉及びその他の放射線施設の運転及び保守/放射性物質の製造、移動および利用に関する活動の許可および規制
その他
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