フィリピン繊維研究所(PTRI)
研究機関の概要
所在国 | フィリピン |
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日本語表記 | フィリピン繊維研究所(PTRI) |
英語表記 | Philippine Textile Research Institute (PTRI) |
現地語表記 | Philippine Textile Research Institute (PTRI) |
主管省庁・部局 | 科学技術省 |
本部所在地 | General Santos Ave, Taguig, 1863 Metro Manila |
キャンパス所在地 | - |
土地・建物等の面積(㎡) | - |
ウェブサイト | https://ptri.dost.gov.ph/ |
ニュースページ | https://ptri.dost.gov.ph/ |
予算(ドル) | - |
創立年 | 1967年 |
沿革
フィリピン繊維研究所(PTRI)は、国内の繊維産業の発展を促進するため、政府と民間の共同プロジェクトとしてスタートした。1964年6月18日 、フィリピン議会はR.A.4086「材料、化学薬品、染料等の輸入と製品の製造および販売に関する特定の関税および税金を免除し、重要研究のための特別基金を創設し、フィリピンの繊維産業を促進する法律」を可決した。この法律により、1964年から1970年にかけて免税登録をした繊維製造業者の売上総額の1%を原資とする繊維特別研究基金が創設された。
1966年7月19日、国家科学開発委員会(NSDB)は、R.A. 4086の目的に沿った機能、権限、義務を実現しうる繊維研究プログラムの策定を承認。1967年1月3日 、 NSDBは、繊維研究プログラムを実施する機関としてPTRIを正式に設立。1987年、科学技術部の傘下機関となり現在に至る。
組織・人員
組織
院長 計画・ICT部門 技術移転・情報・渉外部門 研究開発部門 技術サービス部門 財政・管理部門
研究者数
-
研究支援者数
-
研究活動
代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など
委託研究による中小企業への天然染料に関する技術移転として以下がある。
・コウゴン草の染料抽出と繊維への応用
・グアバの染料抽出と繊維への応用
・バカワンララケのの染料抽出と繊維への応用
・マヤナの染料抽出と繊維への応用
・インディゴ染料パウダーの製造
・藍染めケーキの製造
・藍の葉からの染料の抽出と織物への応用
・マホガニー染料を使用したシルクスクリーンプリント
・インディゴ染料を使用したシルクスクリーン印刷
・イエロージンジャー染料を使用したシルクスクリーンプリント
・タリサイイエローエキスを使用したシルクスクリーンプリント
・タリサイ黒抽出物を使用したシルクスクリーン印刷
・アナトーエキスを使用したシルクスクリーン印刷
・マホガニー抽出物を使用したシルクスクリーン印刷
・ココナッツ抽出物を使用したシルクスクリーン印刷
研究機関の特徴
フィリピン繊維研究所(PTRI)は、科学技術省(DOST)の主要な繊維研究開発部門である。 1987年1月30日付の大統領令第128号により、以下の機能を果たすことが義務付けられている。
繊維産業分野での応用研究開発の実施/完成した研究をエンドユーザーまたは他の政府機関の連携ユニットへの移転/技術サービスおよびトレーニングプログラムの提供
繊維産業が発展に伴いPTRIは統合的な研究開発アプローチを採用し、現在は以下の戦略目標を掲げている。
持続可能な発展のために必要なロードマップを構想しすべてのステークホルダーを結びつける。/繊維・衣料産業のための成長センターとして最先端のサービス施設の開発を計画し、産業の成長を加速させる触媒としての役割を果たす。/競争力のある製品を生産するために、新興技術や先端技術の研究開発を継続する。/フィリピン製品を世界経済と結びつける。
その他
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