アリャバッタ観測科学研究所
研究機関の概要
所在国 | インド |
---|---|
日本語表記 | アリャバッタ観測科学研究所 |
英語表記 | Aryabhatta Research Institute of Observational Sciences (ARIES) |
現地語表記 | आर्यभट्ट प्रेक्षण विज्ञान शोध संस्थान |
主管省庁・部局 | 科学技術省 |
本部所在地 | Aryabhatta Research Institute of Observational Sciences (ARIES), Manora Peak, Nainital-263001, Uttarakhand, India |
キャンパス所在地 | Devasthal Campus Uttarakhand Campus |
土地・建物等の面積(㎡) | 360,000 |
ウェブサイト | https://www.aries.res.in/ |
ニュースページ | https://www.aries.res.in/news-update |
予算(ドル) | 4,500,802 ※2022年2月22日換算 |
創立年 | 1954年 |
沿革
ウッタルプラデーシュ州政府の行政決定によって、1954年、数学者A.N.シン博士が名誉所長に就任して開所した。同研究所の天文台は同年、バラナシのサンスクリット大学(現サンプルナンド・サンスクリット・ビシュワビダラヤ)の敷地内で稼働した。天文台の計画が順調に進んだのは、バップ博士のイニシアチブによるところが大きい。バラナシでの天体観測は条件が悪く、その後、ナイナルのマノラ・ピーク(標高1,951m)が最も有望な設置場所して選ばれた。1960年4月、S.D.Sinvhal博士が所長に就任。所長職はM. C. Pande博士からRam Sagar教授へと引き継がれた。
組織・人員
組織
天文学 天体物理学 大気圏科学工学研究
研究者数
60人
研究支援者数
53人
研究活動
代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など
政府系など外部資金による主な研究プロジェクト(2018-2019年)は次のとおり。(1)超大質量ブラックホールの観測シグネチャ。多波長で見るTeVブレイザー PI (ARIES) (2)広視野光学観測による星団形成の本質的なメカニズムの解明、主任研究者(ARIES)(3)国際液体ミラー望遠鏡 PI (ARIES)など。
研究機関の特徴
2021年に発表した研究論文は123件。天文学や天体物理学を研究する上で最も権威ある研究機関の一つ。研究所には口径104cm、130cm、3.6mDOTの3つの望遠鏡がある。また太陽観測専用の15cm望遠鏡もある。このほか2k×2k、1k×1kの液体窒素冷却CCDカメラ、高速光度計、分光光度計、標準天文2フィルターを装備している。この望遠鏡は、SBIG ST-4カメラを使用しており、補助の20cm望遠鏡を通してオートガイドを行っている。太陽系グループの科学者は、スペース・コロナグラフや国立大型太陽望遠鏡(NLST)といった国家プロジェクトにも参加している。エアロゾルや微量ガスの物理的・光学的性質を観測するための様々な機器がある。また、エアロゾルの高高度観測のための84cmマイクロパルスライダーや、高度20km程度までの風速を測定するSTレーダー(成層圏対流圏レーダー)も設置されている。
その他
-