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ビーバル・サーニ古植物研究所

研究機関の概要

所在国 インド
日本語表記 ビーバル・サーニ古植物研究所
英語表記 Birbal Sahni Institute of Palaeosciences
現地語表記 बीरबल साहनी पुराविज्ञान संस्थान
主管省庁・部局 科学技術省
本部所在地 Birbal Sahni Institute of Palaeosciences, 53 University Road , Lucknow - 226007, Uttar Pradesh, India
キャンパス所在地 Birbal Sahni Institute of Palaeosciences
土地・建物等の面積(㎡) 14,100
ウェブサイト https://www.bsip.res.in/index.php
ニュースページ https://www.bsip.res.in/bsip_news.php
予算(ドル) 15,746,467 ※2022年2月22日換算
創立年 1946年

沿革

近代インドの著名な研究者ビーバル・サニ教授を記念して1939年に研究施設か設置された。その後、1946年に8人の委員(K.N. Kaul, R.N. Lakhanpal, B. Sahni, S.D. Saxena, R.V. Sitholey, K.R. Surange, B.S. Trivedi and S. Venkatachary)が古生物学会結成の覚書(Memorandum of Association)に署名して現研究所になった。サニ教授夫妻は私財を投じて化石コレクションを核とする参考図書館も設置。恒久的な場所を確保するまでの間、研究活動はラクナウ大学植物学科で行われ、1948年に研究所は現在のキャンパスに移転した。

組織・人員

組織

博物館 知識資料センター コンピュータ室

研究者数

57人

研究支援者数

26人

研究活動

代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など

ウッタルプラデーシュ州政府と組んで、2020年5月から州内のCOVID-19対策に乗り出している。同研究所は、ラクナウにある5つの中央政府研究機関の1つとして実験室で検査を開始した。研究所は24時間365日稼働し、同州内の各地から1日あたり約400のサンプルを検査している。現在までに、12,000以上の検体を調査し、うち約400以上の検体がSARS-CoV-2陽性と報告された。ラクナウの研究機関群はCOVID-19の検査においてインド国内で第2位に位置づけられている。

研究機関の特徴

同研究所は、植物化石の研究分野で高等教育の場を持つ最も有名な高等教育研究機関。古生物学に関する数少ない研究機関の一つでもある。機関誌The Journal of Palaeosciencesは、60年以上にわたり世界中の古生植物学者に知識を普及させた。1952年の創刊以来、多くのテーマ別号、プロシーディング・ボリューム、重要な寄稿が出版された。この20年間で、古環境科学、プロキシ、気候や化石研究のためのソフトウェアなどの技術が非常に進歩したため、2021年にJournal of Palaeosciencesと改名された。本誌は、古環境学、古生態学、古気候学、古地理学に関する研究論文を、カンブリア紀以前から第四紀(つまり最近)までの地質学的時間スケールで扱っている。

その他

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