トップ  > 基礎資料集  > 南アジア  > CSIRインド化学生物学研究所(CSIR-IICB)

CSIRインド化学生物学研究所(CSIR-IICB)

研究機関の概要

所在国 インド
日本語表記 CSIRインド化学生物学研究所(CSIR-IICB)
英語表記 CSIR-Indian Institute of Chemical Biology(CSIR-IICB)
現地語表記
主管省庁・部局 科学技術省科学産業研究機構(CSIR)
本部所在地 4, Raja S. C. Mullick Road, Kolkata - 700 032
キャンパス所在地 コルカタ
土地・建物等の面積(㎡)
ウェブサイト https://iicb.res.in
ニュースページ https://iicb.res.in/news/all
予算(ドル) 7,488,563 ※(1USD=70.42Rs)
創立年 1935年

沿革

1935年、インド初の生化学研究所となるインド実験的医療研究所(Indian Institute of Experimental Medicine:IIEM)が西ベンガル州のコルコタに設立される。国内に限らず、WHOや国外の研究所との共同研究も実施されていた。1956年、同研究所は科学技術省科学産業研究機構(CSIR)の管轄に属することになった。IICBはインド国内で重要な疾病や地球規模で生物学的に問題となっている疾病の研究に取り組んでいる。

組織・人員

組織

研究部門
癌生物学・炎症性疾患部 細胞生物学・生理学部 感染症・免疫学部 細胞遺伝学部 オーガニック&メディカル化学部 構造的生物学・バイオインフォマティクス部

研究支援部門

管理部門

研究者数

44人

研究支援者数

136人

研究活動

代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など

癌生物学・炎症性疾患部では癌におけるDEAD-box型RNAヘリカーゼの作用の研究プロジェクトや癌におけるユビキチナーゼ、デユビキチナーゼの作用の研究プロジェクトなどが行われている。細胞生物学・生理学部は心血管疾患のリスク評価のためのタンパク質バイオメーカーの特定研究プロジェクトなどに取り組んでいる。その他の研究部も多数のプロジェクトを進めている。

研究機関の特徴

国内外の重要な疾病・疾患に対し生化学の分野からソリューションを提供するために研究活動を続けているIICBには、化学、生化学、細胞学、分子生物学、神経生物学、免疫学など多岐にわたる分野の専門家が研究活動に従事している。創立者のJ.C.レイ博士はサシチョウバエにより媒介される寄生虫疾患リーシュマニア症の研究の第一人者であり、その系譜から同研究所はリーシュマニア症およびコレラの診断技術を発展させてきた。2019/2021年度には他の研究機関と共同でラマン分光法を用いた携帯用即時的Covid-19検知デバイスの開発に取り組んでいる。海外協力では、同年度、DNAse1L3と炎症性老化および2型糖尿病に関する研究でインド・フランス先端研究推進センター(IFCPAR)のファンディング・プロジェクトを獲得している。

その他

◀ インド一覧へ戻る