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CSIRインド化学技術研究所(CSIR-IICT)

研究機関の概要

所在国 インド
日本語表記 CSIRインド化学技術研究所(CSIR-IICT)
英語表記 CSIR-Indian Institute of Chemical Technology(CSIR-IICT)
現地語表記
主管省庁・部局 科学技術省科学産業研究機構(CSIR)
本部所在地 Uppal Rd, IICT Colony, Tarnaka, Hyderabad, Telangana 500007
キャンパス所在地 ハイデラバード
土地・建物等の面積(㎡) 64,750
ウェブサイト https://www.iict.res.in
ニュースページ https://www.iict.res.in/news/detail
予算(ドル) 21,773,749 ※(1USD=70.42Rs)
創立年 1944年

沿革

1944年、科学・産業研究中央研究所(CLSIR)としてスタートする。インド・パキスタン分離独立後ハイデラバードはインドに併合され、CLSIRはインド科学産業研究委員会(CSIR)との関係を深めていく。1956年、CLSIRは正式にCSIRの管轄下に移されハイデラバード地方研究所(RRL-H)となる。その後化学と技術の研究において国内でも主要な研究所に成長していく。以降複数回の所内改変を経て、1989年、現在の化学技術研究所(IICT)の名称となる。

組織・人員

組織

研究開発部門
分析・構造化学部 応用生物学部 触媒・ファインケミカル部 エネルギー・環境工学部 脂質科学技術センター 自然製品・伝統知識センター フッ素農業用化学品部有機合成プロセス化学部 ポリマー・機能材料部 プロセス工学・技術移転部

研究開発支援部
所長事務局 エンジニアリング・サービス部 総合管理部 財務・経理部 購買・保管部

研究者数

153人

研究支援者数

278人

研究活動

代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など

2019/2020年度、気候変動対策のため政府がインド宇宙機関(ISRO)を通じて行なっているプログラムで大気中のガスの成分の研究を任されている。また同年度、抗アンドロゲン剤の新しいマルチ・コンポーネント結晶形の研究プロジェクトで、インド科学技術庁とロシア基礎研究基金(RFBR)が共同で行なっているファンディングプログラムの補助金を獲得するなど、複数のプロジェクトが進められている。

研究機関の特徴

IICTはインドでも最も早く設立された科学研究開発機関の1つで、設立以来、化学および化学技術の分野で産業界、政府、社会に基礎研究、応用研究、プロセス開発の成果を提供している。2019/2020年度には、サンファーマ社と皮膚化学、眼科学、腫瘍学の分野の技術のパテントとロイヤルティに関するおよそ32MUSDの契約合意を成立させた。その実績は国際的にも認識されており、外国の産業界からその技術の取得のための引合いが多数ある。海外の研究機関との協力も行われており2019/2020年度、オーストラリアのシドニー大学と結核のための抑制分子の研究について合意を結んでいる。研究者育成プログラムも提供しており、大学院生、ポスト・ドクターのためのコースを設定している。

その他

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