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CSIRインド石油研究所(CSIR-IIP)

研究機関の概要

所在国 インド
日本語表記 CSIRインド石油研究所(CSIR-IIP)
英語表記 CSIR-Indian Institute of Petroleum(CSIR-IIP)
現地語表記
主管省庁・部局 科学技術省科学産業研究機構(CSIR)
本部所在地 Haridwar Rd, IIP, Mohkampur, Dehradun, Uttarakhand 248005
キャンパス所在地 デヘラードゥーン
土地・建物等の面積(㎡) 1,040,042
ウェブサイト https://www.iip.res.in/homepage/
ニュースページ https://www.iip.res.in/homepage/
予算(ドル) 13,361,552 ※(1USD=74.1Rs)
創立年 1960年

沿革

1960年、公共事業が炭化水素産業に参入するための技術的、科学的支援をするため、インド石油研究所(IIP)は科学技術省科学産業研究機構(CSIR)に所属する研究所として設立される。1962年〜1966年の間はフランス石油研究所(IFP)との協力で研究が行われていた。デヘラードゥーンの茶畑の中に建設された広大なキャンパスは1963年から稼働し始める。その後研究開発活動を発展させ、国際的にも知られる研究所となった。2015年、IIPはISO 9001を取得している。

組織・人員

組織

研究開発部門
分析科学部 自動燃料潤滑油アプリケーション部 バイオ燃料部 化学・材料部 蒸留物重油加工部 軽ストック加工部 材料資源効率性部 分離プロセス部 摩擦・燃焼部 アップストリーム・ワックス・レオロジー部

研究開発支援部門

マネージメント部門

研究者数

68人

研究支援者数

213人

研究活動

代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など

プラスティック廃棄物をディーゼルに変換する研究プロジェクトでは、2019年、1日1トンのプラスティック廃棄物をディーゼルに変換できる実証工場がオープンした。また、輸入システムより半額以下のコストの国産の発酵機の設計、製作、設置プロジェクトに取り組んでいる。その他軽質ナフサの液体天然ガス、ハイオクガソリンへの変換技術など、革新的な技術研究開発が多数行われている。

研究機関の特徴

IIPは石油化学産業技術において国を代表する研究所である。技術開発、プロセス開発のほか技術経済のフィージビリティ研究、技術アセスメント、化学工場のエネルギー監査なども手がけている。主要な分野は石油精製、触媒生成、分離プロセスなど多岐にわたる。近年、特殊化学製品、バイオマスを利用した燃料、潤滑剤、化学品などの研究も導入された。2019/2020年度インド国内では13件、国外では8件の特許出願をしている。また同年度インド国内で3件、国外でも3件の特許認定を獲得している。海外との協力も複数行われている。例えばSINTEF(ノルウェー)、CDTech(米)、GTC(米)、アストン大学(英)、イリノイ大学(米)などが挙げられる。2019/2020年度、Rajkumar Yadav博士らのグラファイト状窒化炭素に関する研究の共著論文がCSIR化学部門で高い評価を受けている。

その他

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