CSIRインド毒性学研究所(CSIR-IITR)
研究機関の概要
所在国 | インド |
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日本語表記 | CSIRインド毒性学研究所(CSIR-IITR) |
英語表記 | CSIR-Indian Institute of Toxicology Research(CSIR-IITR) |
現地語表記 | - |
主管省庁・部局 | 科学技術省科学産業研究機構(CSIR) |
本部所在地 | Vishvigyan Bhawan 31, Mahatma Gandhi Marg, Lucknow - 226 001, Uttar Pradesh |
キャンパス所在地 | 本部キャンパス(ラクナウ)、Gheruキャンパス(ラクナウ) |
土地・建物等の面積(㎡) | - |
ウェブサイト | http://iitrindia.org/En/Index.aspx |
ニュースページ | http://iitrindia.org/En/Index.aspx |
予算(ドル) | 7,475,769 ※(1USD=74.1Rs) |
創立年 | 1965年 |
沿革
1965年、産業毒性研究センター(ITRC)として設立される。その後、現在の名称に変更された。毒性学を通じて健康と環境に関する問題を軽減する使命を持つ科学技術省科学産業研究機構(CSIR)に所属する研究所である。2000年にはインド国家試験所認定機構(NABL)の認定、2014年には国家優良試験基準(GLP)コンプライアンス監視機関(NGCMA)のGLP認定を受けている。その後OECDのGLP認定も取得している。2017年、研究者や起業家の革新的な研究開発を促進するための施設イノベーション・トランスレーショナル研究センター(CITAR)がオープンした。
組織・人員
組織
研究部門
環境毒性部門 食糧・薬品・化学物質毒性部門 規制毒性部門 システム毒性・健康リスクアセスメント部門 ナノマテリアル毒性部門
イノベーション・トランスレーショナル研究センター(CITAR)
科学技術ユニット部門
管理部門
研究者数
51人
研究支援者数
83人
研究活動
代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など
2020/2021年度、コロナ・パンデミックでは政府のガンジス川浄化ミッション(NMCG)におけるSARS-CoV-2の検知および水質調査プロジェクトを進めた。同じく政府のインドの環境クリーン化プログラムSwachh Bharat and Swasth Bharatでは、産業排水の処理技術プロジェクトに取り組んだ。またCSIRの食料・消費者安全ソリューション(FOCUS)プログラムなどに貢献している。
研究機関の特徴
インド毒性学研究所(IITR)はインドを代表する毒性学専門研究所であり、この分野の研究に加え産業毒性、規制毒物、食料毒性、環境毒性の管理における政策策定、実施も行っている。また世界保健機関(WHO)国連開発計画(UNDP)、米食品医薬品局(USFDA)など世界の国際機関と連携をとっている。国連環境計画(UNEP)ではUNEPケミカルのインド連絡先となっている。2020/2021年度、IITRは33件のファンディング・プロジェクトの実施、99件の論文発表、11件の国内特許申請、1件の国外特許申請が行われた。1件の国内特許認定を獲得している。研究所の設立者で初代所長のSibte Hasan Zaidiは病理学者で毒性学者であり、インドの毒性学の第一人者であった。
その他
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