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CSIRゲノム学・統合生物学研究所(CSIR-IGIB)

研究機関の概要

所在国 インド
日本語表記 CSIRゲノム学・統合生物学研究所(CSIR-IGIB)
英語表記 CSIR-Institute of Genomics and Integrative Biology(CSIR-IGIB)
現地語表記
主管省庁・部局 科学技術省科学産業研究機構(CSIR)
本部所在地 Near Jubilee Hall, Mall Road, Delhi-110 007
キャンパス所在地 本部(北)キャンパス:デリー 南キャンパス:ニューデリー
土地・建物等の面積(㎡)
ウェブサイト https://www.igib.res.in
ニュースページ https://www.igib.res.in
予算(ドル) 9,772,494 ※(1USD=73.93Rs)
創立年 1977年 (現在の名称になったのは2002年)

沿革

1977年、起源となる生化学技術センター(Center for Biochemical Technology)が科学技術省科学産業研究機構(CSIR)に所属する研究所として設立される。当初は生化学の研究に焦点が置かれていたが、やがて統合生物学研究に力が入れられるようになる。1998年、化学研究からゲノム学研究への移行が図られ、機能ゲノム学ユニットが発足する。2002年、現在のゲノム学・統合生物学研究所の名称に変更される。2015年Open Source Drug Discovery(CSIR-OSDD)を吸収。

組織・人員

組織

研究ユニット
ゲノム学・分子生物学ユニット 心肺疾患生物学ユニット 化学・システム生物学ユニット 情報科学・ビッグデータユニット 統合・機能生物学ユニット

研究開発支援部

管理部

研究者数

50人

研究支援者数

41人

研究活動

代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など

ゲノム研究・解析分野のプロジェクトが多々ある。2019/2020年度、科学産業研究委員会(CSIR)のプロジェクトでは慢性呼吸器疾患の革新的・ソリューションプログラム(CRISP)やエネルギー・メタボリスムの細菌-ミトコンドリアの関連性研究など多数行われている。インド科学技術庁(DST)のファンディング・プログラムでは、インド公衆衛生情報プラットフォームの開発が行われた。その他インド科学技術省バイオテクノロジー庁(DBT)やインド医学研究評議会のファンディングによるプロジェクトが複数行われている。

研究機関の特徴

1990年代後半からゲノム学研究に力が注がれ、インドのゲノム研究の代表的研究機関となる。2009年12月には、インド人の全ゲノム解析を成功させ、この業績は国会で報告された。このインド人のゲノム解析を目指すIndiGenプロジェクトは継続的・発展的に行われ、2019/2020年度はハイドラバッドのインド細胞・分子生物学センター(CSIR-CCMB)と協力し、合計1,008人のインド人の様々な人々の全ゲノム解析に取り組んだ。海外との協力では、例えば2019/2020年度インド・フランス先端研究推進センター(IFCPAR)のファンディングプログラムで結核感染状態におけるマクロファージ脂質動員の研究が行われている。技術移転、技術特許も行われており例えばカナダ知的財産庁(OPIC)では色素沈着に関する技術で特許を取得している(特許番号CA 2836249)。

その他

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