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CSIRヒマラヤ生物資源技術研究所(CSIR-IHBT)

研究機関の概要

所在国 インド
日本語表記 CSIRヒマラヤ生物資源技術研究所(CSIR-IHBT)
英語表記 CSIR-Institute of Himalayan Bioresource Technology(CSIR-IHBT)
現地語表記
主管省庁・部局 科学技術省科学産業研究機構(CSIR)
本部所在地 Post Box No. - 06, Palampur-176 061 (H.P.)
キャンパス所在地 パランプール
土地・建物等の面積(㎡) 753,524
ウェブサイト https://www.ihbt.res.in/en/
ニュースページ https://www.ihbt.res.in/en/
予算(ドル)
創立年 1983年

沿革

1983年、ヒマラヤの生物資源の持続可能な利用を通して生物経済を発展させる技術の研究を行うため科学技術省科学産業研究機構(CSIR)に所属する研究所として設立される。当初はCSIRパランプール複合施設、国立生物学研究所(NBRI)として研究活動が行われていたが、1997年、現在のヒマラヤ生物資源技術研究所の名称になる。2012年、主に気候変動がヒマラヤ高知のエコシステムに与える影響を調査するため、高地生物学センター(Center for High Altitude Biology:CeHAB)が建設される。

組織・人員

組織

研究開発部門
農業技術部 バイオテクノロジー部 化学技術部 栄養技術部 環境技術部 高地生物学センター(Center for High Altitude Biology:CeHAB)

支援部門

管理部門

研究者数

71人

研究支援者数

82人

研究活動

代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など

CSIRの植物医薬品ミッションでは希少種、絶滅危惧種、新種の医薬品用植物の栽培プロジェクトなどを行なっている。また同じくCSIRのファンディングで代替1,3-シクロヘキサンジオンの合成研究プロジェクトなど、多数のプロジェクトに取り組んでいる。

研究機関の特徴

ヒマラヤ西部のパランプールに本拠地を置き、農業技術、生物学技術、化学技術、食料・栄養技術、環境技術の研究および製品開発、メソッドの普及を行なっている。またヒマラヤ地域の生物のカタログ作りと生物多様性の分析研究にも注力している。2020/2021年度の実績は、技術移転合意25件、スタートアップ20社のインキュベーション受入れ、51の技術特許獲得、72件の顧問契約・MoU・MTAの署名が行われた。その中にはアメリカのケント州立大学、ヴォルト・リサーチLLCとの協力合意も含まれている。また2020/2021年度は135本の研究論文、さらに29冊の書籍のチャプター論文が発表された。さらにコロナ・パンデミックに対しては、SARS-CoV-2の分子研究のほか、インド保健・家族福祉省と共同でCovid-19試験施設を作り、医療従事者の育成、植物性自然分子を用いた治療法の開発に取り組んでいる。

その他

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