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CSIR国立学際的科学技術研究所(CSIR-NIIST)

研究機関の概要

所在国 インド
日本語表記 CSIR国立学際的科学技術研究所(CSIR-NIIST)
英語表記 CSIR-National Institute For Interdisciplinary Science and Technology(CSIR-NIIST)
現地語表記 കൗൺസിൽ ഓഫ് സയന്റിഫിക് ആൻഡ് ഇൻഡസ്ട്രിയൽ റിസർച്ച്–നാഷണൽ ഇൻസ്റ്റിറ്റ്യൂട്ട് ഫോർ ഇന്റർഡിസിപ്ലിനറി സയൻസ് ആൻഡ് ടെക്നോളജി (സിഎസ്ഐആർ–എൻഐഐഎസ്ടി)
主管省庁・部局 科学産業研究庁科学産業研究機構(CSIR)
本部所在地 ケーララ州ティルヴァナンタプラム Industrial Estate PO, Thiruvananthapuram, Kerala 695019
キャンパス所在地
土地・建物等の面積(㎡)
ウェブサイト https://www.niist.res.in/
ニュースページ https://www.niist.res.in/
予算(ドル) 8,790,172 ※2022年3月換算
創立年 1975年

沿革

国立学際的科学技術研究所(CSIR-NIIST)は、地域資源の活用と、州内産業の技術的な問題に対応するため、1975年にCSIR コンプレックスとして設立された。その後、1978年に地域研究所Regional Research Laboratory(RRL)に改組・改称した。RRLは、ケーララ州政府の援助により約40エーカーの土地を取得し、天然資源の付加価値、社会的プログラム、国家的使命、戦略的部門に重点を置いて研究開発分野を拡大し、成長を続けていった。さらに、歴代の所長のリーダーシップや研究者の実績により評価を高め、2007年3月に、現在の学際的科学技術研究所National Institute for Interdisciplinary Science and Technologyに改称された。

組織・人員

組織

研究部門
農産加工品技術 微生物プロセス・技術 化学と技術 材料科学と技術 環境技術 社会的プログラム 

教育部門
博士課程 短期プロジェクト

研究者数

77人 

研究支援者数

145人 

研究活動

代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など

スパイスとオイルシードの加工、建築材料、高級アルミニウム鋳物、粘土と鉱物の加工と付加価値、有機光材料、環境モニタリングと修復などの分野で優れた成果を挙げていると評価されている。2019-20年度に、材料科学部の高分子グループは、生分解性コイアを使ったマルチングマット製造のためのバイオベースバインダー製剤の開発に成功。また、CSIR-NIISTによって開発されたコンパクトな食品廃棄物バイオガスプラントのキャパシティを、既存の50kg/日レベルから500kg/日に拡張。インド空港局と民間企業のM/s. Swatch Future Energy Solution との共同プロジェクトにより、 トリヴァンドラム国際空港に500kg/日の食品廃棄物バイオガス発電ユニットを設置した。また、技術移転プロジェクトとして屋内太陽光発電のための国内産大面積色素増感太陽電池モジュール製造装置の開発や、9つの蛍光分子と対応する色素合成のノウハウ移転などのプロジェクトにも取り組んだ。

研究機関の特徴

CSIR-NIISTは、農産物加工と技術、化学技術、材料科学と技術、微生物プロセスと技術、環境技術、社会プログラム分野の研究開発および技術移転に取り組んでいる。社会開発のためのプログラムGreen Enterprises for Micro-Sector (GEMS) プロジェクトでは、環境に優しい技術で低所得者層に雇用と収入をもたらし、かつ小規模事業者育成につながるもことを目指し取り組んでいる。そのほか、スパイスや油糧種子などの分野で、研究訓練やプロセス・製品開発のためのパイロットプラント施設が設置されている。博士課程の教育および他大学の修士課程の学生のためのプロジェクトワークの機会提供なども行っている。

その他

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