CSIR国立科学通信政策研究所 (CSIR-NIScPR)
研究機関の概要
所在国 | インド |
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日本語表記 | CSIR国立科学通信政策研究所 (CSIR-NIScPR) |
英語表記 | CSIR-National Institute of Science Communication and Policy Research (CSIR-NIScPR) |
現地語表記 | वैज्ञानिक और औद्योगिक अनुसंधान परिषद–राष्ट्रीय विज्ञान संचार और नीति अनुसंधान संस्थान (सीएसआईआर–एनआईएससीपीआर) |
主管省庁・部局 | 科学産業研究庁科学産業研究機構(CSIR) |
本部所在地 | ニューデリー |
キャンパス所在地 | ニューデリー |
土地・建物等の面積(㎡) | - |
ウェブサイト | https://niscpr.res.in/home/index |
ニュースページ | https://niscpr.res.in/home/whatsnew |
予算(ドル) | - |
創立年 | 2021年 |
沿革
2021年4月1日、CSIR国立科学情報研究所(CSIR-NISCA)とCSIR国立科学技術開発研究所(CSIR-NISTADS)の合併により誕生した新構想研究機関である。インドの科学技術とイノベーションに関するシンクタンクであり、国家で必要とされる科学技術やイノベーションに関するコミュニケーションや政策研究を行う機関となるべく設立された。前身の一つであるNISCAは、科学文化をインド社会に広く普及させ、国民の科学的気質を醸成することを使命とする研究機関であった。1951年、その前身の国立科学コミュニケーションインスティチュート(NISCOM)が設立され、科学雑誌、定期刊行物の発行や、国の原材料に関する情報を重要な百科事典の形で編纂していた。1952年にユネスコの支援を受け、国立科学文献センター (INSDOC)が設立された。2002年9月30日、NISCOMとINSDOCが合併し、NISCAIRとなった。もう一方の前身機関であるNISTDASは、1973年にCSIR本部に設立された科学・技術・開発研究センターCentre for the Study of Science, Technology and Developmentがその起源である。1980年国立研究所の所長クラスの科学者が率いる独自のインフラを持つ自律的なセンターとなり、1981年、国立科学技術開発研究所と改称した。
組織・人員
組織
科学コミュニケーション系列
ポピュラーサイエンス部門(PSD)・オーディオビジュアル・マルチメディア (AVM) 研究ジャーナル (生物科学) 研究ジャーナル(理化学) アウトリーチ 知的好奇心育成(JIgyasa) 研修・人材育成 デジタル情報資源・国立知識資源コンソーシアム(NKRC) 国立科学図書館 (NSL)・ISSNセンター 出版・製作部門(PPD)
政策研究系列
イノベーション・起業家支援・普及研究 (IED) インクルーシブ・ヘルス研究 サイエンス・コミュニケーション(SC)研究 エネルギー・環境・持続可能性 農業・持続可能な農村開発 伝統的知識(TK) グローバルガバナンスと科学技術外交
研究者数
20人
研究支援者数
6人
研究活動
代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など
インド科学産業研究委員会(CSIR)が2016年に立ち上げた「CSIR統合スキルイニシアチブ」のフェーズIIに参画中である。このプロジェクトは、産業界の需要があるさまざまな技能分野において、研修を行い、起業や雇用創出に結びつけることである。2020年に完了したフェーズIでは53の研修プログラムで3448人が研修を受けた。2020年から2025年までのフェーズIIでは、様々な領域で10,000人の研修を行うことを目指している。
研究機関の特徴
「科学コミュニケーション」と「政策研究」という2つの分野を担っている。科学コミュニケーション分野では研究ジャーナルの出版がある。インド国内において最も影響力のあるジャーナルの1つとされており、科学者が研究論文を発表する場をとして貢献している。また、科学技術に関する研修や人材育成活動などを行っており、国立科学図書館 (NSL)も傘下に持つ。なお、国立科学図書館(NSL) はインドで出版された書籍へのISSN発行業務を担当している。政策研究分野では、専門研究機関として高い評価を得ており、科学史、科学技術と社会、科学技術とイノベーションの分野で豊富な研究実績を有している。現在、イノベーション・起業家支援や、エネルギー・環境・持続可能性、農業・持続可能な農村開発などに関する政策研究を行っている。
その他
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