CSIR国立物理研究所(CSIR-NPL)
研究機関の概要
所在国 | インド |
---|---|
日本語表記 | CSIR国立物理研究所(CSIR-NPL) |
英語表記 | CSIR-National Physical Laboratory(CSIR-NPL) |
現地語表記 | - |
主管省庁・部局 | 科学技術省科学産業研究機構(CSIR) |
本部所在地 | Dr. K.S. Krishnan Marg New Delhi - 110012 |
キャンパス所在地 | ニューデリー |
土地・建物等の面積(㎡) | - |
ウェブサイト | https://www.nplindia.org/ |
ニュースページ | https://www.nplindia.org/ |
予算(ドル) | 11,181,400 ※(1USD=73.93Rs) |
創立年 | 1947年 |
沿革
1940年代、科学技術省科学産業研究機構(CSIR)の初代長官であるシャンティ・スワループ・バトナガル博士はインドの競争力のためにも製造業、商業、貿易の分野で正確で信頼性のある計測技術を持つことが必須であると考え、計量と標準化の分野に特化した研究所設立構想を立てた。そして1947年、当時のネルー首相が礎石を置き、CSIR国立物理研究所(NPL)が設立される。1950年に現在の建物が正式にオープンされた。初代所長はラマン博士とともにラマン効果を発見しインドにノーベル賞をもたらしたK.S.クリシュナン博士が務めている。
組織・人員
組織
研究部門
物理・機械計測部 電気・電子計測部 環境科学・バイオメディカル計測部 先端材料・デバイス計測部 バルティヤ・ニルデシャク・ドラヴィヤ(BND)インドリファレンス材料部 インド標準時間計測部
管理・支援部門等
理事会 計画・モニタリング・評価グループ ビジネス開発グループ 知的所有権グループ 知識資源センター(KRC) 人的資源開発部
研究者数
130人
研究支援者数
343人
研究活動
代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など
2019/2020年度、インド国防省国防電子研究所(DERL)のファンディングで、センサーノードが地理的に不確実な際のコモンビュー全地球航法衛星システム(CVGNSS)を用いた同期化クロックの実現の研究が進められた。また同年度、世界保健機関(WHO)および水銀に関する水俣条約の方針に沿ったプロジェクトとして医療業界からの水銀の撤廃のためのプロジェクトを行うなど、CSIR-NPLは複数のプロジェクトに取り組んでいる。
研究機関の特徴
CSIR国立物理研究所(CSIR-NPL)の大きな役割の1つはインド標準時(IST)の管理である。また国からインドの「国家計量標準機関」(NMI)に指定され、国のニーズに合わせた計測の普及に責任を負っている。インドはメートル条約に批准しており、CSIR-NPLはアジア太平洋計量計画に参加メンバーである。さらに未来型量子標準と新技術の確立、国際レベルで通用する学際的研究開発の実施、輸入に頼らない国産の高度な分析機器の開発などが使命に掲げられている。CSIR-NPL のカリブレーション・試験センター(CFCT)では産業界、研究界など多くの機関のために試験サービスを提供している。2020/2021年度、15 件の67,630 USD以上のファンディングプロジェクトを手がけている。
その他
-