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粉末冶金・新素材国際高等研究センター

研究機関の概要

所在国 インド
日本語表記 粉末冶金・新素材国際高等研究センター
英語表記 International Advanced Research Centre for Powder Metallurgy & New Materials (ARCI)
現地語表記
主管省庁・部局 科学技術省
本部所在地 Balapur P.O., Hyderabad-500005, Telangana, India.
キャンパス所在地
土地・建物等の面積(㎡) 384,400
ウェブサイト https://www.arci.res.in/
ニュースページ https://www.arci.res.in/news-n-events
予算(ドル) 23,254,242 ※2022年2月22日換算
創立年 1997年

沿革

先端材料とそれに関連する加工技術の最先端の研究開発機関として1997年に設立された。それに先立つ1980年代後半に旧ソ連とインドが締結した「科学技術協力に関する統合長期計画(ILTP)」を起源とする。1995年4月に稼働を開始。科学技術省の補助金で運営されている。

組織・人員

組織

自動車エネルギー材料センター(CAEM) 太陽エネルギー材料センター(CSEM) ナノ材料センター(CNM) エンジニアリングコーティングセンター(CEC) セラミック加工センター(CCP) レーザー材料加工センター(CLPM) 燃料電池技術センター(CFCT) 非酸化物セラミックスセンター(CNOC) カーボン材料センター(CCM) ゾルーゲルコーティングセンター(CSOL) 材料特性評価・試験センター(CMCT)

研究者数

72人

研究支援者数

38人

研究活動

代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など

新型コロナウィルス対策として開発された活動やソリューションは次のとおり。
病院や商業施設向けのUVCベースの殺菌システムの設計と製造。トロリー、キャビネット、バゲージスキャナーを含む3つのシステムを設計し、産業界と協力して製造し、病院、研究所、空港などの公共施設や商業施設で商品化された。複数の企業や研究所で、UVCベースの殺菌システムの検証を実施。Ag-Cu-CuOベースのナノ材料を用いて布地にナノ粒子コーティングを開発し、コーティングされた布地の抗菌・抗ウィルス性のテストに成功した。布やプラスチック、木、ガラス、壁、床などに付着したSARS-CoV-2を効果的に消毒する多目的消毒剤(ニュートロクリーン)を共同開発し、ハイデラバードのESIC Medical College & HospitalのBSL-3(生体安全レベル3)実験室で試験した。個人用防護具と人体を消毒するための除菌チャンバーを共同開発し、製品開発や製造、組み立てを行い、ESIC Medical College & Hospitalで試験した。

その他のプロジェクト
中高温太陽熱用途のコスト効率に優れたソーラーレシーバーチューブの設計と開発。ガスタービンに取り込まれた化学物質が、セラミックコーティングの性能劣化を引き起こす仕組みについて解明し、性能向上につなげると同時に効果的な対処方法を開発した。

研究機関の特徴

特許出願件数は125件。研究論文の発表数は1050件以上。これまでに1500人以上の研究者や技術者を養成してきた。同研究所の特徴は、産業界を中心としたアプリケーション指向の研究開発が行われていること。学際的な開発努力の成果を活用できるよう、ナノ材料、セラミックス、人工コーティング、燃料電池、カーボン材料、ゾル-ゲルコーティング、レーザー材料加工、太陽エネルギー材料、自動車エネルギー材料など、材料と材料加工に関する多くの分野の卓越したセンターを整備している。また政府機関から、特定の製品や関連技術を開発するためのプロジェクトを多数受託しているほか、外国企業やインド企業の委託研究も行っている。また、世界の著名な研究機関連携し基礎研究開発も行っている。同研究所は40社以上の企業に技術を移転し、産業および戦略部門向けに約200の技術的ソリューションを開発している。

その他

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