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遺伝子工学・バイオテクノロジー国際センター (ICGEB)ニューデリー拠点

研究機関の概要

所在国 インド
日本語表記 遺伝子工学・バイオテクノロジー国際センター (ICGEB)ニューデリー拠点
英語表記 International Centre for Genetic Engineering and Biotechnology (ICGEB), New Delhi Component
現地語表記 -
主管省庁・部局 科学技術省バイオテクノロジー庁(DBT)
本部所在地 ニューデリー ICGEB Campus Aruna Asaf Ali Marg 110 067 New Delhi INDIA
キャンパス所在地 ICGEB Campus
土地・建物等の面積(㎡) 64,750
ウェブサイト https://www.icgeb.org/location/newdelhi/
ニュースページ https://www.icgeb.org/resources/newsletter/
予算(ドル)
創立年 1994年(実働は1987年)

沿革

遺伝子工学・バイオテクノロジー国際センター(ICGEB)は国連工業開発機関(UNIDO)の特別プロジェクトとして開設された国際機関であり、イタリアのトリエステ、インドのニューデリー、南アフリカのケープタウンに46のラボを持つ独立国際機関である。国連と連携し、バイオテクノロジーの研究、研修、産業への技術移転を通じて持続可能な世界の発展に貢献することを目指している。設立の経緯は、1983年、マドリードで開催された全権委員会において、26カ国がICGEB設立に関する規約に署名したことに始まる。1984年、署名国代表がウィーンで会合を開き、イタリアのトリエステ(センター本部)とインドのニューデリーに拠点を設置することを決定した。1987年、規約の発効前ではあったが、UNIDOの特別プログラムとして、ホスト国であるイタリアとインド政府からの資金で運営を開始した。1994年、2月3日に規約が発行し、ICGEBは独立国際機関として設立された。

組織・人員

組織

統合生物学
代謝工学 微生物工学 構造免疫学 バイオ燃料のためのシステムバイオロジー トランスレーショナルバイオインフォマティクス 酵母バイオ燃料など

分子医学
細胞性免疫学 免疫生物学 マラリア生物学 膜蛋白質生物学 寄生虫細胞生物学 トランスレーショナルヘルス 構造寄生虫学 ベクター感染症など

植物生態学
作物改良 農作物の栄養改善 植物RNAi生物学 植物ストレス生物学など

研究者数

124人

研究支援者数

52人 

研究活動

代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など

結核やマラリアなどの疾患に対するワクチンの開発に焦点を当てたEmory Global Vaccine Centreとの共同プログラムを実施している。このパートナーシップは、インドの学生、フェロー、科学者、臨床医に、国際的な専門家と協力して、インドの公衆衛生上重要な感染症に関連する複雑な生物学的問題に取り組む機会を提供している。現在の焦点は、感染症に対するヒト免疫を理解することであり、特にインドにおけるデング熱およびチクングニヤChikungunyaウイルス感染症に重点が置かれている。

研究機関の特徴

国連工業開発機関(UNIDO)の特別プロジェクトとして開設された独立国際機関である遺伝子工学・バイオテクノロジー国際センター(ICGEB)のニューデリー拠点である。ICGEBはニューデリーの他にもイタリアのトリエステおよび南アフリカのケープタウンに拠点を持っている。ICGEBの設立目的は、バイオテクノロジーの研究、研修、産業への技術移転を通じて持続可能な世界の発展に貢献することであり、特に生物医学、穀物改良、環境保護/修復、生物薬剤学、 生物農薬・バイオ燃料生産の分野における研究や研修を行っている。ニューデリー拠点には統合生物学、分子医学、植物生態学に関する25のラボがある。研究プロジェクトにはインド政府の出資を受けてインド国内で行われるものもあれば、欧州委員会やビル&メリンダ・ゲイツ財団、デュポン社などの国際的な機関からも研究資金を得て他のICGEBの拠点やICGEBの会員国と共同で行われるものもある。ニューデリー拠点にはジャワハルラール・ネルー大学と提携する博士課程があり、常時100人までの博士課程の学生が在学している。

その他

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