ジャワハルラール・ネルー先端科学研究所
研究機関の概要
所在国 | インド |
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日本語表記 | ジャワハルラール・ネルー先端科学研究所 |
英語表記 | Jawaharlal Nehru Centre for Advanced Scientific Research, Bangalore |
現地語表記 | जवाहरलाल नेहरू उन्नत वैज्ञानिक अनुसंधान केंद्र |
主管省庁・部局 | 科学技術省科学技術庁 (DST) |
本部所在地 | JNCASR, Jakkur, Bengaluru, Karnataka 560064, India |
キャンパス所在地 | アルカヴァティキャンパス チャムンディキャンパス |
土地・建物等の面積(㎡) | 110,680 |
ウェブサイト | https://www.jncasr.ac.in/home |
ニュースページ | https://www.jncasr.ac.in/news |
予算(ドル) | 13,671,378 ※2022年2月換算(1USD =75.10INR) |
創立年 | 1989年 |
沿革
1989年にバンディット・ジャワハルラール・ネルーの生誕100年を記念して科学技術庁により設立された独立研究機関である。初代学長はバーラト・ラトナ賞受賞者で王立協会フェローのC.N.R. ラオ教授が務めた。著名な物理学者であり、インド原子力エネルギー庁の元会長であるラジャ・ラマンナ博士を初代会長として、団体登録された。2002年みなし大学として認可された。
組織・人員
組織
研究室Research Units
材料物理化学研究室(CPMU) 工学力学研究室(EMU) 進化・統合生物学研究室(EIBU) 分子生物・遺伝学科(MBGU) 神経科学(NSU) 先端化学New Chemistry(NCU) 理論科学(TSU) 材料科学国際センター (ICMS)
研究者数
225人
研究支援者数
349人
研究活動
代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など
新型コロナウィルス診断研修センターを設置し、6日間の研修を提供している。受講者は、理論的な知識と分子生物学の技術および BSL2ワークフローの実技を習得し、研修修了後、診療所免疫・分子診断アッセイができるようになる。また、新型コロナウィルスの原因であるSARS-COV-2について、JNCASRのSantosh Ansumali教授とインド理科大学院(IISc)のAloke Kumar教授が共同で、州ごとの2、3週間後までの予測モデルを構築した。構築にあたり、病院や地域社会の保健所からのデータの収集、分析、マッピングを行い、結果をインド政府首席科学アドバイザー事務所と共有した。更に、Jayanta Haldar教授が開発した塗装コーティングは抗菌効果があることが確認され、その後の研究により新型コロナウィルスの拡散防止に有効である可能性があると判明した。現在、研究成果の商品化に向けて手続き中であり、社会に大きな利益をもたらす製品ができることが期待されている。
研究機関の特徴
NAAC A++(3.86/4.00)として認定されている。2020年ネイチャー・インデックスで、インド国内の学術機関において生命科学部門で4位、化学物理分野において11位にランクインされている。学術機関として、インド国内で11位、世界全体で469位にランクインしている。Scimago Institutions Ranking 2020において、インド国内で総合3位、高等教育機関で1位にランクインしている。センターの教員も国内外において様々な賞を受賞している。創立以来、300件以上の特許を取得し、発明に基づき起業の支援をした実績もある。研究開発による特許取得と知的財産権の推進における功績により、2015年に国家知的財産賞の中のインド特許庁 (IPO)モチベーション賞を受賞した。また、1991年から30年間継続して夏期研究フェローシッププログラム(SRFP)を運営するなど、社会貢献にも力を入れている。
その他
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