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国立イノベーション財団(NIF) 

研究機関の概要

所在国 インド
日本語表記 国立イノベーション財団(NIF) 
英語表記 National Innovation Foundation(NIF)
現地語表記 राष्ट्रीय नवप्रवतन प्रतिष्टांन - भारत
主管省庁・部局 科学技術省科学技術庁 (DST)
本部所在地 National Innovation Foundation - India, Grambharti, Amrapur, Gandhinagar-Mahudi Road, Gandhinagar, Gujarat- 382650
キャンパス所在地 NIFデラドゥーン支部 NIF北東部グワハティ支部 NIFブバネーシュワル支部 NIFジャンム・カシミール支部
土地・建物等の面積(㎡)
ウェブサイト https://nif.org.in/
ニュースページ https://nif.org.in/news-archive
予算(ドル) 3,968,418 ※2022年2月換算(1USD =75.10INR)
創立年 2000年

沿革

2000年3月、科学技術庁(DST)により設立された。インドは国全体として草の根技術的なイノベーションと優れた伝統知識を強化していこうとしている。NIFのミッションは、草の根の技術的イノベーターのためのポリシーや組織を広げることにより、インドが創造的で知識に基づく社会になるよう支援することである。

組織・人員

組織

スカウティング ドキュメンテーション データベース管理 高付加価値化研究・開発 事業開発・マイクロベンチャーイノベーション基金 知的財産管理権(IPRM) 普及と社会的浸透

研究者数

130人

研究支援者数

研究活動

代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など

2019年7月30日、NIFとインド農業研究機構(ICAR)傘下の農業従事女性中央研究所Institute for Women in Agricultureが共同で、女性イノベーターの社会参加、女性の仕事の負荷を減らすための技術の検証と付加価値向上、女性の収入の向上、NIF技術の農村女性への展開を目的とした活動を行うことを発表している。更に2019年9月26日には、ミゾラム州のイノベーター支援における協業を促進するためのMoUがミゾラム大学との間で締結された。このMoUにより、大学の技術インキュベーションセンターにNIFミゾラムセンターが設置された。NIFは2019年9月25日に国立工科大学(NIT)ミゾラム校とも、ミゾラム発の草の根イノベーションの付加価値を高め、起業支援を行うことを目的とした草の根デザインスタジオ(GRIDS)をNITに設置するためのMoUを締結した。

研究機関の特徴

個人または地域社会によるイノベーションを拾い上げ、支援し、育てることを目的に掲げる機関である。草の根のイノベーションや素晴らしい伝統的知識が一般的に認知され、イノベーションを創出した人々が利益を得ることができるための支援をしている。また、製品開発および研究の活性化のため、拡張創出研究所 (Fab Lab)を持っている。1,244件の特許を出願(うち8件はアメリカでの出願)し、276件(うち5件はアメリカ)が査定されている。また、24件の意匠登録申請(20件登録査定)、11件の商標登録申請(7件登録査定)も行った。更に農家が開発した77の植物変種を植物品種および農民権利保護機関で登録申請し、20の査定を得ている。また、NIFのマイクロ・ベンチャー・イノベーション・ファンド(MVIF)は、インド小企業開発銀行(SIDBI)の支援のもと、イノベーション関連の238の起業プロジェクトにリスクキャピタルを出資している。また、6大陸の様々な国で製品の商品化を行い、120件の技術ライセンスを実現させている。

その他

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