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北東部技術応用研究センター(NECTAR)

研究機関の概要

所在国 インド
日本語表記 北東部技術応用研究センター(NECTAR)
英語表記 North East Centre for Technology Application & Reach (NECTAR)
現地語表記 उत्तर पूर्वी प्रौद्योगिकी अनुप्रयोग एवं प्रसार केंद्र
主管省庁・部局 科学技術省科学技術庁(DST)
本部所在地 Survey of India Campus,Bonnie Brae Estate,Barik Point,Shillong-793001, Meghalaya
キャンパス所在地 ニューデリー
土地・建物等の面積(㎡)
ウェブサイト https://www.nectar.org.in/
ニュースページ
予算(ドル) 1,456,704 ※2022年2月22日換算 (1USD=75.10INR)
創立年 2012年

沿革

2004年開始の「竹活用ミッションMission on Bamboo Applications (NMBA)」と2009年開始の「地理空間情報活用ミッションMission for Geo-spatial Applications (MGA)」という2つの既存ミッションの成果を引き継ぎ、メーガーラヤ州シロン地域の発展に寄与するための機関として、2012年に設立された。2012年6月、科学技術庁(DST)によるNECTAR設立に向けた提案を内閣経済対策委員会が承認したことにより設立された。なお、NMBAとMGAはインド全国を対象としたミッションであったが、NECTARはインド東北に限定された機関である。2014年1月1日、NMBAとMGAは、NECTARに吸収された。

組織・人員

組織

農業・食品加工 竹資源活用 地理空間情報活用 雇用・生計手段創出 通信技術 水資源・洪水管理

研究者数

44人

研究支援者数

研究活動

代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など

竹合板の材料となる竹マットのリーズナブルな価格での供給を目指し、NECTARの前身である「竹活用ミッションMission on Bamboo Applications (NMBA)」の支援を受けた竹合板製造業者に対して、竹マットの製造業者が直接竹マットを供給する体制を構築している。これは中間業者を排除し、農村の竹マット織工がより高い収入を得られるようになることを目指しての取り組みである。また、竹合板のマーケティングと販促や、メーガーラヤおよびアッサムにおける竹マット織工のトレーニングも手がけている。織工のトレーニングは今後北インドの他の地方にも広げていく計画である。また、デジタル地図、高解像度画像、標高データなど、約70テラバイトのデジタルデータから、3D数値地形モデルを生成した。3D数値地形モデルは、州警察や準軍事組織による対ゲリラ活動の計画や実戦の開始段階において、作戦室と現場の双方で使用できるものである。NECTARの専門技術者はインド各地で3D数値地形モデルの適切な使用のためのトレーニングを州警察及び準軍事組織に対して行った。インド政府の教育支援プログラム(Sarba Siksha Abhiyan)に基づき、未開拓の地域に新しい学校を設立するために、3Dデジタル地形モデルを用いて近隣の学校のマッピングとGIS分析を行った。

研究機関の特徴

科学技術庁(DST)傘下の独立団体で、インド東北部を対象範囲とした研究機関である。現在は農業・食品加工、水資源・洪水管理、通信技術など、竹活用と地理空間情報活用以外の分野を対象としている。ニッチな先端技術による恩恵を、人々、地域社会、組織、そして政府に広げることを目的としており、特にインド東北部の地域社会に根ざした技術導入のプロジェクトにおいて知られている。生物多様性、流域管理、遠隔医療、園芸、インフラ計画・開発、最先端のメッシュネットワークを使った遠隔授業、雇用創出、プロジェクト計画とモニタリングなどに関わる適切な技術の導入を支援している。

その他

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