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オーストラリア地質調査所(Geoscience)

研究機関の概要

所在国 オーストラリア
日本語表記 オーストラリア地質調査所(Geoscience)
英語表記 Geoscience Australia
現地語表記
主管省庁・部局 産業・科学・エネルギー資源省
本部所在地 Cnr Jerrabomberra Ave and Hindmarsh Drive, Symonston ACT 2609
キャンパス所在地 オーストラリア首都特別地域(ACT)
土地・建物等の面積(㎡)
ウェブサイト https://www.ga.gov.au/home
ニュースページ https://www.ga.gov.au/news-events/news
予算(ドル) 237,114,951 ※(1USD=1.331AUD)
創立年 2001年

沿革

オーストラリア地質調査所(Geoscience)の起源となる組織の1つは1910年設立のオーストラリア測量オフィス(ASO)まで遡る。このASOと国立マッピング部(1947年設立)、豪ランドサット地上局(1979年発足、1986年に豪リモートセンシングセンター:ACRESに改称)の事業をオーストラリア測量・土地情報グループ(AUSLIG)が引き継いだ。一方鉱物資源・地質学・地球物理事務所(BMR、1946年設立)を前身とするオーストラリア地質調査組織(AGSO)が1992年に発足した。最終的に2001年、AUSLIG とAGSOが統合されGeoscienceが設立された。

組織・人員

組織

【本部】チーフ研究者オフィス 鉱物・エネルギー・地下水本部 土地・空間・共同体本部 共通サービス本部
【鉱物・エネルギー・地下水本部】流域盆地システム部 鉱物システム部 アドバイス・投資・誘致・分析部
【土地・空間・共同体本部】共同体安全部 オーストラリアポジショニング・インフラ部 オーストラリア地球海洋観察部 オーストラリア位置情報部 デジタル・アース・アフリカ部 衛星陸地画像収集部

研究者数

566名(総スタッフ数 研究者・非研究者明細なし)

研究支援者数

566名(総スタッフ数 研究者・非研究者明細なし)

研究活動

代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など

デジタル・アース・オーストラリア(DEA)プログラムではアメリカ地質調査所(USGS)や欧州宇宙機関(ESA)の協力を得て衛星画像を利用しオーストラリア国土の情報を収集・加工し、国内の農業や環境分野、政府の政策策定に貢献している。衛星画像を利用したマッピング情報収集・提供サービスは30年以上(2022年時点)続けられている。また政府が進める、鉱物、エネルギー、地下水資源の探索のための「将来のための探索プログラム、あるいは鉱物資源探鉱プログラム(EFTF)」においてオーストラリア地質調査所(Geoscience)は主要な役割を果たしている。

研究機関の特徴

オーストラリア地質調査所(Geoscience)はオーストラリアで科学、技術を用いて地球科学の分野で情報を収集、解析し、その結果を提供して政府や一般市民の生活に役立てるため活動を行っている。現在(2022年時点)、鉱物資源の活用、市民生活が営まれる共同体の安全、国の水資源の確保などを目標に掲げた戦略2028に沿って事業を進めている。本部はキャンベラの首都特別地域(ACT)シモンストンにある。その中にはオーストラリアの石油資源の研究のためのアイソトープ・有機ジオ化学ラボやサンプル準備・物理学的地質学ラボなど複数の研究室があり、またGeoscienceの研究・解析データ結果はオンラインで公開され、大学など研究機関に利用されている。

その他

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