ニュージーランド地質核科学研究所
研究機関の概要
所在国 | ニュージーランド |
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日本語表記 | ニュージーランド地質核科学研究所 |
英語表記 | GNS Science |
現地語表記 | Te Pū Ao |
主管省庁・部局 | Crown Research Institutes (CRIs) のひとつ、CRIs担当大臣および財務大臣が株を保有する国有企業法人 |
本部所在地 | 1 Fairway Drive, Avalon 5010, PO Box 30-368, Lower Hutt 5040, New Zealand |
キャンパス所在地 | National Isotope Centre Wairakei Research Centre Dunedin Research Centre Auckland Research Centre |
土地・建物等の面積(㎡) | - |
ウェブサイト | https://www.gns.cri.nz/ |
ニュースページ | https://www.gns.cri.nz/Home/News-and-Events |
予算(ドル) | 74,000,000 ※2022年3月末換算(1NZD≒0.69USD) |
創立年 | 1865年 |
沿革
ニュージーランド地質調査所(1865-1990)、ニュージーランド地質物理学研究所(1951-1990)、原子力科学研究所(1959-1992)、ニュージーランド地質・地球物理学研究所(1990-1992)から156年の伝統を受け継ぎ、1992年のCRIs法により国有の企業法人となる。
組織・人員
組織
自然災害とリスク 環境と気候 未来のエネルギー 大地と海洋の科学
研究者数
約450人
研究支援者数
-
研究活動
代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など
代表的なプロジェクトは、海底探査、プレートテクトニス、ハザードモニタリング(津波・火山・地震)炭素回収と貯蔵、オフショア鉱物探査、大気質モニタリング、ガスハイドレート、地下地水資源の研究などである。石油およびガス探査会社、水力発電事業会社とのパートナーシップがあるほか、世界銀行、アジア開発銀行、国際原子力機関といった国際機関との連携も積極的に行う。海外とは、フランス、ドイツ、イギリス、さらにインドネシア、米国、オーストラリアの研究機関との共同プロジェクトに参加している。2021年には、GNSサイエンスと日本のJOGMECは、21か国から203人以上の参加者を対象に、国際オンラインセミナー「カーボンニュートラル地熱」を開催し、カーボンニュートラル技術と地熱エネルギーの最新の研究とビジネストレンドについて議論している。JOGMECとGNSの協力は、JOGMECとGNSが地熱エネルギーに関する二国間協力に関する覚書に署名した2015年に遡り、このMOUの下で、JOGMECとGNSは、地熱開発の技術交換を促進するためのトレーニングプログラムとワークショップを通じて協力している。
研究機関の特徴
同研究センターは、自然災害の緊急時の対応、リスク軽減にむけたハザードモニタリング、自然災害に対応可能なインフラ整備に関する研究で優れた実績があるほか、海洋と気候変動の影響を理解し将来の変化をより正確に予測し適応する戦略について科学的データを政策立案者に提示している。ニュージーランドの地熱資源の環境への影響についての詳細なデータは資源管理者の意思決定に貢献している。近年は、ソーシャルプラットフォームで情報共有する機能に加えて、実践的で積極的な調査と学習を国内外の研究者とシェアしている。さらに、海面の変化を監視する深海機器や、海底センサーで水圧の変化を測定し、津波を検知する研究も進んでおり、現在、津波が海岸に到達する前に津波が発生したことを迅速に確認できるシステムを構築している。中央および地方政府機関へのアドバイスをするほか、公的および民間部門向けのコンサルティング、製品開発、およびラボサービスの提供、さらに、ニュージーランド地震委員会の地質学的危険の監視なども行う。
その他
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