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工業技術研究院

研究機関の概要

所在国 台湾
日本語表記 工業技術研究院
英語表記 Industrial Technology Research Institute (ITRI)
現地語表記 工業技術研究院(工研院)
主管省庁・部局 経済部
小研究所名 南分院 中分院 バイオメディカル技術デバイス研究所 グリーンエネルギー環境研究所 材料・化学研究所 機械メカトロニクスシステム研究所 情報通信研究所 光電子システム研究所 産業・科学・技術国際戦略センター レーザー・アディティブ製造技術センター スマートマイクロシステムズ技術センター インテリジェントマシナリー技術センター 計算機知能技術センター サービスシステム技術センター 標準規格計測センター 事業化・産業サービスセンター ITRIカレッジ
同英語表記 Southern Region Campus Central Region Campus Biomedical Technology and Device Research Laboratories Green Energy and Environment Research Laboratories Material and Chemical Research Laboratories Mechanical and Mechatronics Systems Research Laboratories Information and Communications Research Laboratories Electronic and Optoelectronic System Research Laboratories Industry, Science and Technology International Strategy Center Laser & Additive Manufacturing Technology Center Smart Microsystems Technology Center Intelligent Machinery Technology Center Computational Intelligence Technology Center Service Systems Technology Center Center for Measurement Standards Commercialization and Industry Service Center ITRI College
同現地語表記 南分院 中分院 電子與光電系統研究所 資訊與通訊研究所 機械與機電系統研究所 材料與化工研究所 綠能與環境研究所 生醫與醫材研究所 產業科技國際策略發展所 量測技術發展中心 服務系統科技中心 巨量資訊科技中心 智慧機械科技中心 智慧微系統科技中心 雷射與積層製造科技中心 產業學院 產業服務中心
本部所在地 310401 新竹縣竹東鎮中興路四段195號
キャンパス所在地 中興キャンパス(本部) 光復キャンパス 台北オフィス 南分院 台湾南部・イノベーション・リサーチ・パーク 中分院 沙崙グリーンエネルギー実証試験場
土地・建物等の面積(㎡)
ウェブサイト https://www.itri.org.tw/english/index.aspx
ニュースページ https://www.itri.org.tw/english/index.aspx
予算(ドル) 774,124,492 ※2022年3月末換算
創立年 1973年

沿革

ITRIは、1973年に当時の経済部長の孫允淳氏の主導により、台湾経済の国際社会への離陸を牽引することを目的に、分散していた連合工業研究所(聯合工業研究所)、連合鉱業研究所(聯合礦業研究所)、金属工業研究所(金屬工業研究所)を統合して、国家の産業技術研究所として設立された。

組織・人員

組織

意思決定機関:董監事会
構成メンバー:常務董事並為董事長 常務董事 董事(行政院および関係省庁の長、国内外の科学技術専門家・学者、経済界のメンバーから選出) 常務監事 監事董事
研究部門:研究所 技術センター 産業学院 南支部 中央支部

研究者数

6,151人

研究支援者数

上記に含む

研究活動

代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など

近年の顕著な研究成果として、顔認識技術、マイクロ分光技術、糖尿病性眼画像AI意思決定支援システム、ソフトハイブリッド電子EMGセンシング、機械記事読解技術、自動運転車と先進運転支援システム技術、ウェーハレベルメモリスタッキングアプリケーションサービス、5GMR競争力のあるドローン、3DLiDAR周囲知覚システム、緊急通報・復興・復旧申請システム、スマートウェアハウジングサービスシステム、光PM2.5センシングモジュール、セルフピックアップ-スマートピックアップステーション、スマートな需要予測と在庫の意思決定テクノロジー、高速ブロードバンドアナログフロントエンドチップ技術、磁気抵抗ランダムアクセスメモリ、次世代半導体検査技術、3DIC設計技術、光伝送-シリコンフォトニクス統合技術、AIチップオープンソースプラットフォームなど多数。産学連携プラットフォームとして、異種統合システムおよびパッケージング開発アライアンス(Hi-Chipアライアンス)、台湾半導体産業-大学研究開発アライアンス(TIARA)、経済部産業局のスマートディスプレイ産業クロスドメイン協力同盟(SDIA)、MEMS産業開発アライアンスなどに参加多数。世界150以上の有力組織と技術開発協力を行い、パートナー企業・大学等として、マイクロソフト、スタンフォード大学、UCバークレー、NVIDIA、オックスフォード・インストルメンツ、ダッソー・システムズ、ソニー、産総研、旭化成など多数。

研究機関の特徴

ITRIは、技術研究開発を通じて産業の発展を推進し、経済的価値を創造し、社会の幸福を増進することを使命とし、6,000人の研究開発専門家を擁する世界有数の応用研究機関である。 1973年の設立以来、集積回路の研究開発と新興技術産業の育成のパイオニアとして、3万件近い特許を取得し、TSMC、UMC、台湾フォトマスク、エピスター、アライドオートメーション、台湾バイオマテリアルなどの新会社を創設・育成し、産業発展の波を起こしてきた。現在、ITRIは、コロナ禍におけるチャンスとチャレンジの中で、顧客の新しい価値観やニーズに着目して「2030年技術戦略青写真」を策定し、AI、半導体チップ、通信、情報セキュリティクラウドの4つの実現技術と、「スマートライフ」、「ヘルシーライフ」、「サステナブル環境」の3つの応用分野を中心に、ソリューションを提供し技術革新で台湾経済と国民生活に貢献していくことを目指している。また、人類社会の幸福のためにソリューションを開発し、新しい市場を創造し、産業社会をより良い未来へと導くことを目標とする。ITRIは、世界のイノベーションと技術のエコロジーネットワークを結び、国際社会とのつながりを強化するため、米国、ドイツ、日本、オランダ、ロシアに海外事務所を開設している。世界の主要国と地域で技術協力のプラットフォームを構築し、現地機関や政府との長期パートナーシップを通じて国際協力を深化・拡大し続けている。※海外拠点としてITRI日本事務所(東京、三田)あり。

その他

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