中央研究院
研究機関の概要
所在国 | 台湾 |
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日本語表記 | 中央研究院 |
英語表記 | Academia Sinica(ラテン語名) |
現地語表記 | 中央研究院 |
主管省庁・部局 | 智財技転処 |
小研究所名 | <数理科学グループ> 数学研究所 物理学研究所 化学研究所 地球科学研究所 情報科学研究所 統計学研究所 原子分子科学研究所 天文・宇宙物理研究所 応用科学研究所 環境変動研究センター 情報技術イノベーション研究センター <生命科学グループ> 植物・微生物研究所 細胞・個体生物学研究所 生物化学研究所 分子生物学研究所 生命医科学研究所 農業生物工学センター ゲノム生物多様性研究センター 生命医科学翻訳研究センター <人文社会科学グループ> 歴史言語研究所 民族学研究所 現代史研究所 経済研究所 欧米研究所 中国文学・哲学研究所 台湾歴史研究所 社会学研究所 言語学研究所 政治学研究所 法学研究所 人文社会科学研究センター <学際融合領域に関する研究プログラム> サステナブル科学センター デジタル文化センター |
同英語表記 | <Division of Mathematics and Physical Sciences> Institute of Mathematics Institute of Physics Institute of Chemistry Institute of Earth Sciences Institute of Information Science Institute of Statistical Science Institute of Atomic and Molecular Sciences Institute of Astronomy and Astrophysics Research Center for Applied Sciences Research Center for Environmental Changes Research Center for Information Technology Innovation <Division of Life Sciences> Institute of Plant and Microbial Biology Institute of Cellular and Organismic Biology Institute of Biological Chemistry Institute of Molecular Biology Institute of Biomedical Sciences Agricultural Biotechnology Research Center Genomics Research Center Biodiversity Research Center Biomedical Translation Research Center <Division of Humanities and Social Sciences> Institute of History and Philology Institute of Ethnology Institute of Modern History Institute of Economics Institute of European and American Studies Institute of Chinese Literature and Philosophy Institute of Taiwan History Institute of Sociology Institute of Linguistics Institute of Political Science Institutum Iurisprudentiae Research Center for Humanities and Social Sciences <Interdisciplinary Programs> Center for Sustainability Science Academia Sinica Center for Digital Cultures |
同現地語表記 | <數理科學組> 數學研究所 物理研究所 化學研究所 地球科學研究所 資訊科學研究所 統計科學研究所 原子與分子科學研究所 天文及天文物理研究所 應用科學研究中心 環境變遷研究中心 資訊科技創新研究中心 <生命科學組> 植物暨微生物學研究所 細胞與個體生物學研究所 生物化學研究所 分子生物研究所 生物醫學科學研究所 農業生物科技研究中心 基因體研究中心 生物多樣性研究中心 生醫轉譯研究中心 <人文社會科學組> 歷史語言研究所 民族學研究所 近代史研究所 經濟研究所 歐美研究所 中國文哲研究所 臺灣史研究所 社會學研究所 語言學研究所 政治學研究所 法律學研究所 人文社會科學研究中心 <跨領域整合計畫> 永續科學中心 數位文化中心 |
本部所在地 | 11529 台北市南港區研究院路二段128號 |
キャンパス所在地 | 南港キャンパス 南部キャンパス |
土地・建物等の面積(㎡) | - |
ウェブサイト | https://www.sinica.edu.tw/en |
ニュースページ | https://www.sinica.edu.tw/en |
予算(ドル) | 436,231,046ドル ※2022年3月末換算 |
創立年 | 1927年 |
沿革
1927年4月17日、南京で開催された中央政治会議第74回会議で、中央研究院の設立が提案される。
戦前、研究院は北京と上海に10の研究所を有していた。日中戦争が始まると、研究所は昆明、桂林、重慶と西方へ移転した。 1949年、研究院は台湾に移転。 1954年、現在の南港地区に移転した。
組織・人員
組織
トップマネジメント組織:評議会 院長 院子会議(諮問機関)
ミドルマネジメント組織:副院長 院務会議 学術諮詢総会
院本部
数理科学部:数学研究所 物理研究所 化学研究所 地球科学研究所 資訊科学研究所 統計科学研究所 原子・分子科学研究所 天文・天文物理研究所 応用科学研究センター 環境変遷研究センター 資訊科技創新研究センター
生命科学部:植物・微生物学研究所 細胞・個体生物学研究所 生物化学研究所 分子生物研究所 生物医学科学研究所 農業生物科技研究センター 基因体研究センター 生物多様性研究センター 生医転訳研究センター
人文社会科学部:歴史語言研究所 民族学研究所 近代史研究所 経済研究所 欧米研究所 中国文哲研究所 台湾史研究所 社会学研究所 語言学研究所 政治学研究所 法律学研究所 人文社会科学研究センター
その他:永続科学センター 数位文化センター
研究者数
970人
研究支援者数
2,341人
研究活動
代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など
3つの部門(数学・物理科学、生命科学、人文・社会科学)の研究活動の内部統合を促進し、以下の5目標を達成するためにさまざまな施策を講じている。すなわち、1)長期的なプロジェクトの計画、実施、評価を改善することによって研究活動の価値を高めること、2)基礎研究の成果を応用や技術移転に役立てること、3)台湾の学界と協力して現代的で前向きな集団的学術ビジョンを推進すること、4)台湾で若い研究者の育成や優れた学術の評価につながる知的環境を整備すること、5)国際協力や学術交流を推進し台湾における学術研究全体の発展を加速させることである。また、近年の顕著な研究業績として以下がある。「プライバシー増幅プロトコルの開発:アクティブ量子攻撃下での安全性」、「イベントホライゾンテレスコープ(EHT)
共同プロジェクトで史上初のブラックホールの画像撮影に成功」、「脳内記憶のメカニズムを解明:ライトシート局在化顕微鏡による組織清澄化法の開発」、「Taiwan-US Cancer Moonshot Project:東アジア初の非喫煙者肺がんのプロテオゲノミクス・ランドスケープ」、「深層炭素削減の基盤を構築:初の "合成メチロトロピック単一株Synthetic Methylotropic Single Strain "を創製」、「タンパク質が葉緑体の二重膜エンベロープを通過するためのプロセスを特定」など。
研究機関の特徴
中央研究院は、基礎研究のブレークスルーを追求し、人材を育成し、台湾と海外の学術交流と協力を促進し、科学的専門知識を通じて国家政策に助言を与えることを使命としている。 24の研究所と8つの研究センター、約1,000人の研究者が、数理科学、生命科学、人文科学、社会科学の3分野にまたがる研究を行う世界でも珍しい総合的な研究機関である。 生物医学、基礎生物学、基礎物理学、構造生物学、宇宙物理学、歴史学、中国学、社会科学の分野で大きな貢献をおこなっている。近年では、ブラックホール観測、光物理学、がん研究、ナノ材料、合成生物学、植物・動物の進化、気候変動、量子物理学・技術、台湾の人文・社会科学研究などの分野で重要な研究成果を上げている。 また、持続可能性科学、新興感染症、大気質、気候変動に関する研究センターを設立し、複数の分野にまたがる重要かつ複雑化する現代的な問題に取り組んでいる。さらに、学術的な人材を育成するため、国際的な大学院プログラムを設け、国際的な学術コミュニティとの緊密な関係を活かし、世界の一流の科学者を研究・交流のために積極的に台湾に招聘している。 同時に、研究と科学の普及を通じて、社会の進歩に貢献することを目的とし、学術研究をわかりやすい言葉に翻訳し、研究者が一般の人々と対話することで、科学に対する社会の理解を広げていく活動にも取り組んでいる。京都大学、神戸大学と協力協定を締結している。
その他
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