スリランカ国立基礎研究所
研究機関の概要
所在国 | スリランカ |
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日本語表記 | スリランカ国立基礎研究所 |
英語表記 | National Institute of Fundamental Studies (NIFS) |
現地語表記 | ජාතික මූලික අධ්යන ආයතනය |
主管省庁・部局 | 技能開発・職業教育・研究・イノベーション准省 |
小研究所名 | 部門 生物科学部門 化学・物理科学部門 地球・宇宙科学部門 環境科学部門 数理・コンピュータ科学部門 哲学・社会科学部門 研究センター 先端計装センター 農業窒素管理先端研究センター 水研究センター 国立先端電池研究センター |
同英語表記 | Research Divisions Biological Sciences Chemical and Physical Sciences Earth and Space Sciences Environment Sciences Mathematics and Computer Science Philosophy and Social Sciences Research Centers Center for Advanced Instrumentation Center for Advanced Research on Nitrogen Management in Agriculture Center for Water Research National Center for Advanced Battery Research |
同現地語表記 | - |
本部所在地 | Hanthana Road, Kandy Sri Lanka |
キャンパス所在地 | コロンボオフィス サム・ポッファム樹木園 |
土地・建物等の面積(㎡) | - |
ウェブサイト | https://www.nifs.ac.lk/ |
ニュースページ | https://www.nifs.ac.lk/news |
予算(ドル) | 約1,700,000 ※2022年3月末換算(1LKR=0.0031USD) |
創立年 | 1981年 |
沿革
1981年9月に「基礎研究所(IFS)」の名称で設立。1985年12月4日に、本拠地をコロンボからキャンディに移転。1987年2月28日に、「学校科学プログラム(SSP)」が発足し、現在まで継続中。1987年にスリランカの研究所として初の主要な助成金を日本政府から提供され、所内の研究環境が整備される。その後、国内外の機関や個人から、庭園・樹木のコレクション・温室建設の資金などの提供を受ける。2014年に現在の名称「国立基礎研究所(NIFS)」に変更となる。
組織・人員
組織
サービス部門:会計部門 管理部門 コンピュータ部門 機器保守部門 内部監査部門 理事長室部門 調達・実験室サービス部門
研究支援部門:図書館 コラボレーション・コンサルティング部門 研究支援室 科学教育普及ユニット
その他:若手科学者協会(YSA)
研究者数
約50人
研究支援者数
約100人
研究活動
代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など
e-プロジェクトとして、南アジア初の科学メッセージサービス、公用語の一つであるシンハラ語での科学に関するウェブサイト、科学系学生のためのモバイルアプリなどを展開している。学校科学プログラム(SSP)では、トップ科学者らが、学生を対象に、講義やアクティビティ、ラボ・デモンストレーションなどを実施している。官民連携プロジェクトとして、マンゴー収穫後出荷・輸出時における病害の原因究明・管理改善などがある。近年の特許申請に「黒鉛鉱山の壁岩に付着した廃黒鉛を回収する方法」「粒子サイズ制御剤としてドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を用いたナノゼオライト-Aの水熱合成」などがある。海外ではシュリ・マタ・ヴァイシュノ・デヴィ大学(インド)や東洋大学(日本)、西ノルウェー応用科学大学(ノルウェー)などとパートナーシップを締結している。
研究機関の特徴
国の発展と科学の進歩のための基礎的研究を目的とする。設立以来、査読付きの国際ジャーナルに1000を超える研究論文を発表している。生物科学部門は国の天然資源の効率的利用や環境維持など、化学・物理科学部門はナノテクノロジー・材料物理学やエネルギー・先端材料化学など、地球・宇宙科学部門は地球資源と再生可能エネルギーなど、環境科学部門は福祉・衛生・産業に関するSDGsなど、数理・コンピュータサイエンス部門は、応用数学やデータサイエンスなど、哲学・社会科学部門は科学の歴史・倫理的課題などを重点テーマとする。研究センターは所外の共同研究者やパートナーなども利用可能で、子供たちへの科学の普及や若手研究者の訓練にも注力している。
その他
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