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デラサール大学

大学の概要

所在国 フィリピン
日本語表記 デラサール大学
英語表記 De La Salle University
現地語表記 Pamantasang De La Salle or Unibersidad ng De La Salle(Filipino)
主管省庁・部局 私立大学
本部所在地 2401 Taft Avenue, Manila, Metro Manila, Philippines(Manila Campus)
キャンパス所在地 マニラ キャンパス DLSUマニラキャンパス ラグナ キャンパス ルフィノ キャンパス リアン キャンパス
土地・建物等の面積(㎡) マニラ キャンパス:54,500 DLSUマニラキャンパス:136,686 ラグナ キャンパス:500,000 ルフィノ キャンパス:1,395 リアン キャンパス:10,000
ウェブサイト https://www.dlsu.edu.ph/
ニュースページ https://www.dlsu.edu.ph/
予算(ドル) 126947226 ※2022年3月末換算(1ドル=51.55ペソ)
創立年 1911年

沿革

デ・ラ・サール大学はマニラに所在しているカトリック系の男女共学の私立大学である。キリスト教学校の兄弟団によってマニラのパコ、ノザレダ通りにデ・ラ・サール・カレッジ(DLSC)として設立(1911年)。1975年2月19日に大学として正式に認可された。 同学の源流をたどると、フランスでキリスト教の守護聖人といわれるジョン・パブティスト・ドゥ・ラ・サールから来ており、その集団をデ・ラ・サール・ブラザーズ(ラサリアンブラザーズ)を言われる。現在では、同学をはじめ80カ国に1,100以上のラサリアン教育機関のネットワークが構築されている。

学部・大学院

組織

<学部>
教育学部 コンピューター学部 法学部 リベラルアーツ学部 理学部 工学部 商学部 経済学部

学生数

16,704人(学部生:11,527人、大学院生 5,177人)

教員・研究者数

1,285人

研究活動

国・地域が指定する重点プロジェクト等

・フィリピン初のソーラーカー「SINAG」(タガログ語で光線)は、いずれもDLSUの工学部の機械工学科と電子通信工学科の教員と学生によって製作及び改良されている。 このプロジェクトは、フォード・フィリピン、ピリピナス・シェル、フィリピン航空、サンミゲル社など、複数の民間企業から資金提供を受けており、力を入れているプロジェクトの一つである。
・2020年、同大学のI-Nano研究施設は、アバカ繊維から作られた熱機械衣服(宇宙服の一番外側に着用する服)の開発プロジェクトを開始した。同施設は、ナノテク製品や開発を目的としており、科学技術省の資金援助を受けている。共同研究先として、フィリピン工科大学、極東航空輸送大学(FEATI University) 、フィリピン原子力研究所、フィリピン繊維研究所とともに共同研究を行っている。
・同年、同大学の化学工学科の研究チームは、廃水やトイレの汚泥をを栄養豊富な肥料に変換する研究で、英国政府のニュートン基金でニュートン賞を受賞した(賞金は20万ポンド(約1,320ペソ)を獲得)。これは、都市部の家庭排水を回収し、栄養価の高い植物の肥料に変換することで、衛生設備の普及率向上が期待されている。

研究開発費(ドル)

-

国際交流

留学生数等

500人(Undergraduate: 314人, Graduate: 186人)

外国大学との交流実績(協定校数等)

日本の大学

愛媛大学 大阪大学 名古屋大学 京都大学 熊本大学 帯広畜産大学 茨城大学 筑波大学 東京農業大学 福井大学 公立はこだて未来大学 群馬県立女子大学 東京都立産業技術大学院大学(産業技術大学院大学) 大阪公立大学 名桜大学 同志社女子大学 立命館大学 関西大学 宝塚医療大学 立命館アジア太平洋大学 創価大学 帝京大学 東洋大学 日本大学 明治大学

外国の大学

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大学の特徴

デ・ラ・サール大学は、フィリピン高等教育委員会(CHED)により、14のプログラムでCenter of Excellence、5つのプログラムでCenter of Developmentに選出された。同学は、ASEAN大学ネットワーク(AUN)および国際大学協会(IAU)のメンバーでもある。同学は、ASEAN大学ネットワークから東南アジア工学教育ネットワーク(SEED-Net)の一員として選ばれたフィリピンの唯一の私立大学である。1918年に設立されたCollege of Liberal Artsと1920年に設立されたCollege of Businessは、同大学の中で最も古い学位授与機関として知られている。College of Liberal Arts(教養学部)は、もともとCollege of Arts and Sciencesとして設立されたが、1982年、生物学、化学、数学、物理学の各学科が教養学部から分離し理学部が正式に設立された。ビジネス学部は当初、商学部として知られていたが、2010年にビジネス・経済学部として再編された。世界最大級の抄録・引用文献データベース(Scopus)に掲載されたインデックス付きの論文数に基づいて、国内で最も生産性の高い研究大学に選ばれた(2020年)。2019年には729件のインデックス付きの出版物を発行しており、単年ではフィリピン国内の教育機関の中で最も多い。同学の出版物は、国内の研究成果の約15%を占めている。Scopusのデータベースによれば、同学の総数は4,113件のインデックス付きの出版物が掲載されており、これはフィリピンの高等教育機関の中で2番目に多い数である。 同学は、QS世界大学ランキングとTimes Higher Education世界大学ランキングの両方に掲載された唯一のフィリピンの私立大学である。

その他

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