聖トマス大学
大学の概要
所在国 | フィリピン |
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日本語表記 | 聖トマス大学 |
英語表記 | University of Santo Tomas |
現地語表記 | Pontificia et Regalis Sancti Thomæ Aquinatis Universitas Manilana(Latin) |
主管省庁・部局 | 私立大学 |
本部所在地 | España Blvd, Sampaloc, Manila, 1008 Metro Manila |
キャンパス所在地 | Manila(メインキャンパス)Quezon City Legazpi Albay |
土地・建物等の面積(㎡) | 215,000(メインキャンパス) |
ウェブサイト | https://www.ust.edu.ph/ |
ニュースページ | https://www.ust.edu.ph/ |
予算(ドル) | 133,156,410 ※2022年3月末換算(1ドル=51.55ペソ) |
創立年 | 1611年 |
沿革
聖トマス大学(通称UST)は、アジアの中で現存する大学の中で最も古いカトリック系の私立大学である。設立者は、マニラ大司教であるスペイン人修道士ミゲル・デ・ベナビデスである。同学は、フィリピンで最初の工学部、法学部、医学部、薬学部があり、教会、大学病院もある。2011年には、大学内の4つの建造物が国立博物館によって国の文化遺産に指定されている。同学は105の専門分野における学部プログラムを設けている。
学部・大学院
組織
<一般学部>
会計学部 建築学部 商学・経営学部 教育学部 美術・デザイン学部 情報・コンピューター科学学部 看護学部 リハビリテーション科学学部 理学部 観光・ホスピタリティ管理学部 工学部 医学部・外科学教室 薬学部 体育・保健学部
<聖職者学部>
戒律Canon法学部 哲学部 神学部
<大学院>
大学院法学研究科
学生数
40,375人
教員・研究者数
2,164人
研究活動
国・地域が指定する重点プロジェクト等
・USTは植物学に実績があり、近年では同学の教員によってVanda ustii、Hedyotis papafranciscoi、Mycetia dagohoyana、Pyrostria arayatensis、Freycinetia nonatoiといった新品種の植物種が発見された。 同学は1870年代に、当時の宗主国スペインからの要請によりUST Herbarium(植物標本)が設立され、現在11,000以上の植物標本を所蔵している。今は、植物のキュレーションや植物の識別に関連するDNAバーコーディングの研究を行っている。
・UST動物プランクトン生態学・系統学・石灰学研究所は、フィリピン国内で収集された動物プランクトンのサンプルと標本のコレクションが多数保有しており、 UST微生物学コレクションは、土着の微生物株、臨床微生物株、バイオテクノロジー微生物株の224のコレクションを保有している。
・医学分野では、同学のアウストリアコ神父が酵母ベースのCOVID-19経口ワクチンの実験を行っている。工学部のアンソニー・ジェームス・バウティスタ助教授は、UST病院で薬を届けたり、医療従事者が遠隔地の患者をコミュニケーションが取れるテレプレゼンス・サービスアシスタントロボット「LISAロボット(Logistic Indoor Service Assistant Robot)」を発明し、運用している。
研究開発費(ドル)
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国際交流
留学生数等
371人
外国大学との交流実績(協定校数等)
日本の大学
京都大学 大分大学 広島大学 千葉大学 東京海洋大学 横浜国立大学 名古屋市立大学 獨協医科大学 新潟医療福祉大学 鳥取看護大学 エリザベト音楽大学 比治山大学
外国の大学
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大学の特徴
フィリピン高等教育委員会(CHED)からCenters of ExcellenceおよびCenters of Developmentに認定されたプログラムが26あり、国内で2位の実績がある。同学は、2016年にASEAN University Network(アセアン大学連合)の品質保証(Quality Assurance:AUN-QA)グループの準会員となり、 2020年には、準会員としては初めて機関認定を受けている。 AUN-QAによって認定された学士課程は、会計士、生化学、生物学、化学工学、化学、電子工学、初等教育、医療技術、看護学、職業療法、薬学、理学療法、心理学、中等教育の14プログラムとなる。2020年には、同大学の6つの工学プログラム(土木、化学、電気、電子、工業、機械)すべてが、米国の工学教育プログラム認定機関(ABET)の工学認定委員会によって認定された。聖トマス芸術科学博物館は、1871年にGabinete de Fisica(医学的特性を持つ鉱物や動植物の標本)として設立されたフィリピン最古の博物館である。 ここには、19世紀に収集・管理した10万点以上の標本を含む、フィリピン最古の動物学コレクションがある。 また、この博物館はフィリピンの軟体動物の4,899種および亜種を所蔵しており、これは欧米の博物館の所蔵数に匹敵するものとされている。 聖トマス大学公文書館(AUST)には、古書や大学設立に関連する原本が多く保管されている。AUSTにはまた、現存する古代ベイバイン(古代フィリピンの五十音表)文字の世界最大のコレクションがある。この種のものとしては最古の17世紀に使用されたベイバイン語による土地の売買証書文書は、フィリピン国立公文書館によって国定文化遺産に指定された。スポーツでは、USTの卒業生には、射撃のジェスロ・ディオニシオ、テコンドーのドナルド・ガイスラーとトゥショムリー・ゴ、棒高跳びのアーネスト・ジョン・オビエナなどのオリンピック選手がいる。
その他
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