フィリピン大学
大学の概要
所在国 | フィリピン |
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日本語表記 | フィリピン大学 |
英語表記 | University of the Philippines |
現地語表記 | Unibersidad ng Pilipinas (タガログ語) |
主管省庁・部局 | 教育省 |
本部所在地 | Quezon City, Philippines 1101 |
キャンパス所在地 | Diliman(本部) Baguio Manila Visayas Mindanao Los Baños Cebu |
土地・建物等の面積(㎡) | 263,160,200 |
ウェブサイト | https://up.edu.ph/ |
ニュースページ | https://up.edu.ph/news/ |
予算(ドル) | 364,210,000 ※2022年3月末換算(1ドル=51.55ペソ) |
創立年 | 1908年 |
沿革
フィリピン大学(UP)は、2008年4月開催の第14回フィリピン議会で承認された「2008年憲章」で宣言されたフィリピンの国立大学である。同学は、現在、7つの大学と1つの自治大学からなる総合大学で、フィリピン諸島の15のキャンパスに設置されている。同学は、フィリピンにおける最高ランクの大学でもある。ケソン市にある493ヘクタールのディリマン校のメインキャンパスには、東南アジア教育大臣機構の教育革新・技術のための地域センターも所在している。
学部・大学院
組織
<プログラム>
建築学 ビジネス 工学 教育 美術 映画・マスコミュニケーション 家政学 情報科学・技術 言語・文学 法学 図書館学 自然科学 音楽・芸能 行政・ガバナンス 社会科学・哲学 スポーツ科学 統計学 観光学 人類学 建築学 生物学 ビジネス 化学 化学工学 コンピュータ工学 コンピュータサイエンス 経済学 教育 電子通信工学 測地学 地質学 歴史 情報技術 海洋科学 マスコミュニケーション 数学 機械工学 冶金工学 鉱山工学 分子生物学・バイオテクノロジー 音楽 物理学 政治学 心理学 社会学 社会福祉学 統計学 など
学生数
56,015人
教員・研究者数
3,878人(Academic Staff) 4,189人(Administrative Staff)
研究活動
国・地域が指定する重点プロジェクト等
理学部の国立科学研究所(NSC)と、工学部の工学研究開発技術(ERDT)という、国の科学技術を高めるための2つの取り組みとして力に入れている。NSCには、約17億ペソ(3300万USD)に予算が割かれている。国立物理学研究所の建物とNSCの道路網、化学研究所、生物学研究所、国立微生物・バイオテクノロジー研究所(NIMBB)、環境科学・気象学研究所、技術インキュベーションセンターの建設に割り振られた。その結果、本部校であるディリマン校を中心とし、国内の様々な工学分野の大学院プログラムを提供する8つの加盟大学のコンソーシアムが設けられている。 ERDTには、約35億ペソ(約6794万USD)に予算が割かれている。国家科学技術計画および中期開発計画に沿った関連研究を行い、エンジニアのレベルを向上させ、国際的に影響力を与えるような高度な研究開発のために設置されている。
研究開発費(ドル)
23878240 ※2022年3月末換算(1ドル=51.55ペソ)
国際交流
留学生数等
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外国大学との交流実績(協定校数等)
日本の大学
国際医療福祉大学 獨協医科大学 日本薬科大学 大手町大学 関西国際大学 近畿大学 慶応義塾大学 工学院大学 国際基督教大学 上智大学 昭和大学 創価大学 千葉工業大学 拓殖大学 中央大学 津田塾大学 帝京大学 東海大学 東京農業大学 東洋大学 名城大学 同志社大学 同志社女子大学 大阪経済法科大学 日本大学 日本福祉大学 日本社会事業大学 日本赤十字看護大学 日本赤十字広島看護大学 日本体育大学 フェリス女学院大学 明治大学 明治学院大学 立正大学 立命館アジア太平洋大学 志學館大学 山梨学院大学 早稲田大学 東京都立大学(首都大学東京) 横浜市立大学 静岡県立大学 名古屋市立大学 京都府立大学 北九州市立大学 北海道大学 帯広畜産大学 東北大学 秋田大学 筑波大学 群馬大学 埼玉大学 千葉大学 東京大学 東京医科歯科大学 東京外国語大学 東京農工大学 東京工業大学 一橋大学 横浜国立大学 新潟大学 金沢大学 福井大学 名古屋大学 三重大学 京都大学 大阪大学 神戸大学 奈良女子大学 広島大学 愛媛大学 高知大学 九州大学 九州工業大学 長崎大学 熊本大学 宮崎大学 鹿児島大学 琉球大学 政策研究大学院大学 奈良先端科学技術大学院大学
外国の大学
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大学の特徴
ディリマン校は、最も多くの学部と大学院の学位プログラムを提供し、学生数はUPシステム全体の約50%を占める。ケソン市にあるメインキャンパスには、東南アジア教育大臣機構の教育革新・技術のための地域センターがあり、パンパンガ州のクラーク経済特区にはUP Diliman Extension Program (UPDEPP)がある。
ロスバニョス校は、農林業と環境管理の分野で国内のリーダー的存在である。国際稲作研究所と東南アジア教育大臣機構農業大学院研究センターを有し、4,244ヘクタールのマキリン山森林保護区を管理している。
マニラ校は、健康科学分野でトップレベルにあり、国立衛生研究所やフィリピン総合病院がある。看護学部は世界保健機関の看護開発地域協力センター、公衆衛生学部は東南アジア教育大臣機関の熱帯医学・公衆衛生地域ネットワークの公衆衛生地域センターとなっている。ルソン島、ビサヤ島、ミンダナオ島にも健康科学部のエクステンションキャンパスを設置している。
ビサヤ校は、イロイロ市、イロイロ市ミアグアオ、レイテ島タクロバンの3つのキャンパスを持ち、海洋科学の教育・研究、漁業、水産養殖の分野で国内の権威的存在である。ビサヤ地方の文化遺産の保護と向上にも力を入れている。
オープンユニバーシティ(自治大学)は、フィリピンにおける遠隔教育とオープンラーニングの先駆的な機関であり、全国に10カ所の学習センターと19カ所のテストセンターを設置している。
ミンダナオ校は、ミンダナオ島で唯一の構成大学として、島民に質の高い大学教育を提供することを目的に、運動学、医学、工学の各分野での学術プログラムを開設している。
バギオ校は、2002年にフィリピン大学の構成大学として認定された、フィリピン北部を代表する大学である。Cordillera Studies Centerを通じて、コルディレラ山脈、ルソン島北部、カガヤン渓谷の文化的伝統の保護に焦点を当てている。
セブ校は、以前はビサヤ校のキャンパスの一つだったが、2010年9月に自治権のある大学となり、2016年にフィリピン大学の構成大学として認定された。情報技術やビジネスプログラムの強化に力を入れている。
その他
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