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ブータン王立大学天然資源学院

大学の概要

所在国 ブータン
日本語表記 ブータン王立大学天然資源学院
英語表記 Royal University of Bhutan College of Natural Resources
現地語表記 ༄༅།། རང་འབྱུང་འཐོན་བསྐྱེད་མཐོ་རིམ་སློབ་གྲྭ།
主管省庁・部局 Royal University of Bhutan
本部所在地 Lobesa, East West highway, Punakha, 14001, Bhutan
キャンパス所在地 -
土地・建物等の面積(㎡) 400,000
ウェブサイト https://www.cnr.edu.bt/
ニュースページ https://www.cnr.edu.bt/?cat=10
予算(ドル) -
創立年 1992年

沿革

首都ティンプーから車で約2時間のロベサに位置する天然資源学院(CNR)は、ブータン王立大学の構成カレッジの一つ。ブータンの経済発展と自然保護の促進が目的。CNRの前身である天然資源研究所が1992年に設立され、2004年に王立大学の一つとしての認定を経て、2009年にCNRと改名された。同校はディプロマ・レベルと学部レベルで、自然資源管理に関する幅広いプログラムを提供している。最近の動向として、保全生物学の修士課程と水資源管理の修士プログラムを2022年度中に開始予定。同校のビジョンは、自然資源管理、農村開発、環境科学の研究を通じて知識を生み出し、教育、研究、専門サービスにおけるリーダーシップを通じて国家と地域の持続可能な開発に貢献できる人材育成を目指している。

学部・大学院

組織

<学科>
農学 動物科学科 環境・気候研究学科 食品科学技術学科 森林科学科 サステナビリティ開発学科

学生数

969人

教員・研究者数

109人

研究活動

国・地域が指定する重点プロジェクト等

① 農村開発研究センター(Centre for rural development studies) 「 SUNREM-NORHEDプロジェクト」:ノルウェー生命科学大学、ネパール・トリブワン大学、パキスタン・カラコルム国際大学、ブータン王立大学の国際共同プロジェクトとして、ノルウェーのNoradから資金提供を受け、自然資源管理と気候変動適応の研究分野における能力開発を目指している。
②環境・気候研究センター「SUNRAISE (Sustainable Natural Resources Managent in the Arctics and High Mountains)プロジェクト」:同プロジェクトはオーストリア、ブータン、エストニア、ドイツ、インド、ロシアの6か国11機関が協力して、EUのエラスムスプラスプログラムの支援を受け、高等教育分野におけるイノベーションと優れた取り組みのための協力関係構築を目的としており、ブータン、インド、ロシアらとの学術連携を通じて、北極と高山の生態系の持続可能な管理の促進を目指している。 /「TROSA(南アジアの越境する川)プロジェクト」:インド・アッサム州とブータンが共有するサラルバンガ川流域における国境を超えた河川流域管理について、ブータン・インドの水力発電協力に特化した分析・調査を行っている。
③持続可能な山岳農業センター(Centre for sustainable mountain agriculture) 「SUNSPACE (Sustainable development Smart Agriculture Capacity) プロジェクト」:EU Erasmusプラスプログラムの支援を受け、農業と技術革新に関するパートナー機関の能力開発、スマートファーム体制の構築を目的としている。タイ、ネパール、ブータンの3カ国の農家を強化することで社会経済の成長を支援するため、特にブータン政府は全農地を有機農業(OA)に転換することを目指している。

研究開発費(ドル)

197,673 ※1

国際交流

留学生数等

-

外国大学との交流実績(協定校数等)

日本の大学

名古屋大学

外国の大学

-

大学の特徴

天然資源学院は、農村地域に農業をベースにした起業家教育・訓練を確立することで、雇用創出、若者の農村から都市への移住の削減、貧困削減を目的とした、農村地域での起業を刺激するための健全で持続可能な基盤を築くことを目指している。
持続可能な農業の発展と、学生や卒業生の雇用創出という相反する目的を達成するために、農業における起業家精神を促進する目的で、Agro-based Entrepreneurship Development and Incubation Centre (AEDIC)が設立された。AEDICでは、すべてのプログラムにアントレプレナーシップ開発モジュールを組み込み、複数の機関と協力して、スターアップウィークエンドやビジネスアイデアピッチングを通じたビジネスアイデアコンテストの開催、卒業生を対象とした起業家精神育成コースの提供、学生アントレプレナーシップクラブの設立、学生起業家精神シード基金の設立等を行っている。
ここ数年間で、同大学で注目すべき研究として以下が挙げられる。
・異なる接種剤を用いたPartheniumhystephorus堆肥からの栄養分の評価
・ブータンの気候変動の中での降雨パターンと水の貧困、および地域の生活への影響
・ブータン中央部における気候変動に対する農民の脆弱性を評価するための生計脆弱性アプローチ
・チリーの分子特性解析
・ブータンの3つの植林地におけるサンダルウッドの生態学的研究と油脂成分の分析
・寒天材生産のためのAcquilariamalaccensisの体外培養

その他

※1 外部からの研究助成金

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