2021年05月
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次世代モビリティソリューションで共同研究所を設置 シンガポールNTUと独企業

シンガポールの南洋理工大学(NTU)などの発表によると、NTUとドイツの大手企業コンチネンタル社はシンガポールの自動車産業におけるイノベーションを加速し、研究成果を実用的で実行可能な都市型モビリティソリューションに転換する目的で「コンチネンタル-NTU企業研究所」を新設した。

5,000万シンガポールドル(約40億円)を投じる同研究所においては、自律型ロボット工学、ナビゲーション、人工知能(AI)、サイバーセキュリティ、スマート材料、センシング、通信、およびクラウドテクノロジー等の分野における専門性を用い、実際に社会に応用可能な技術を開発する。これは、データとデジタルテクノロジーを活用して公共および個人の輸送を強化し、センサーとデータを利用してスマートで環境に配慮した住みやすい都市を運営するというシンガポールのスマートネイション・イニシアチブと一致している。

研究所は4月9日、持続可能な未来のための技術的に高度なソリューションの開発を目指すNTUのスマートキャンパス内に開設された。

研究所のラボの立ち上げを記念し、ラストマイル配送(いわゆる宅配)用の自律型ロボットもお披露目された。このロボットは指定された経路を通り、横断歩道を渡り、建物入口の回転ドアを抜け、更にエレベーターも自律的に利用する機能を備えている。

この企業研究所はシンガポール国立研究財団(NRF)が実施する「産業連携基金-産業協力プロジェクト(IAF-ICP)」によってサポートされている。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部