2021年06月
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持続可能エネルギーの技術拠点をダバオ市にて始動 フィリピン科学技術省

フィリピンで新たな再生可能・持続可能エネルギーの技術拠点が始動した。同国のフォルチュナト・デラペニャ(Fortunato de la Pena)科学技術相が発表した。

それよると、これはリニューアル・アンド・サステナブル・エナジー・テクノロジーズセンター(Renewable and Sustainable Energy Technologies Center:ReSET)と呼ばれ、5月28日ダバオ市にて始動。同センターは持続可能な地域開発のための小規模再生エネルギーシステムに関する官民研究パートナーシップであり、技術支援・トレーニング・研究の物理的拠点として機能することとなるという。

主な目的はミンダナオ島の再生可能エネルギー開発分野における科学技術を、より推進させることである。設計製作・設置・複製・運用・保守・修理・システムトラブル対応に関する基本的および高度な技術知識を用いる場所になる。

「ミンダナオ島の地元の技術者達や他の人々が再生可能エネルギーの技能を向上させることができるワークショップとして機能し、より優れた学習のための継続的機会を提供することになる」とペーニャ氏は語る。

技術的知識と専門的知識が共有され、ミンダナオ島のコミュニティーの再生可能エネルギー構想と計画を継続することをサポートしていく。技術者達と能力形成の専門家達の手助けをすることを通して、実質的・効果的にコミュニティーの課題となると予想されるニーズに対応するという。

この技術拠点はダバオ市ミンタルにあるセントロ・ミンダナオ(Sentro Mindanaw)と呼ばれる施設に設置される。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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