2021年06月
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新型コロナ対策でASEAN共同プロジェクト推進 ASEAN非公式科学技術イノベーション閣僚会議で合意

第11回東南アジア諸国連合 (ASEAN)非公式科学技術イノベーション閣僚会議(IAMMSTI-11)が2021年6月17日、オンライン開催された。同会議はタイのアネーク・ラオタンマタット(Anek Laothamatas)高等教育・科学研究イノベーション相が議長を務め、ASEAN加盟国の科学技術イノベーション関係の省庁幹部らが出席した。

IAMMSTI-11のオンライン参加者ら  写真提供:ベトナム科学技術省(MOST)

会議では、2021年のASEAN科学技術イノベーション委員会(COSTI)の優先活動リストを承認した。リストは下記の通り。

  • 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と戦うASEANの能力を構築する2つ以上のプロジェクトの承認
  • 2021年7月のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)のためのサマースクールの開催
  • 技術管理ハブ(フェーズ1)を確立
  • 持続可能な開発目標(SDGs)に取り組む2つ以上のプロジェクトの実施

会議では、第19回ASEAN科学技術イノベーション大臣会合(AMSTI-19)が2022年5月にベトナムがオンライン開催することを発表した。

また会議では、タイが6月14〜17日に第11回ASEAN科学技術イノベーションウィーク(ASTIW-11)を成功裏に開催したことに祝意を表明した。「ASTIW-11」は、バイオ・サーキュラー・グリーンエコノミー(バイオ経済・循環経済・グリーン経済)、食料/農業、エネルギー・レジリエンス、第4次産業革命に関する地域協力の更なる強化に貢献し、COVID-19によるパンデミック後におけるASEANイノベーションロードマップ2019-2025の実現に焦点を当てたイベントである。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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