シンガポールのリー・シェンロン(Lee Hsien Loong)首相は5月24日、アジア地域コモンウェルス首脳円卓会議で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)後の環境に配慮した持続可能な社会を目指す政策「シンガポールグリーンプラン2030」について説明した。
同政策は今年2月に発表されたもので、持続可能な開発、二酸化炭素(CO2)の正味ゼロ排出、グリーン経済に向けた、以下の4つの柱からなる包括的なロードマップである。
リー首相は「小さな国であるシンガポールが世界の気候に与えるインパクトは限られています。しかし、私たちは自分の役割を果たし、可能な限り他のメンバーもサポートします」と述べ、第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)の成功に向けて議長国である英国への支援および、他国との協力により持続可能で繁栄した未来を構築する意志を表明した。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部