2021年08月
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新型コロナの遠隔治療プロジェクトが開始 比カウアヤン市

フィリピンの科学技術省(DOST)は7月12日、カガヤンバレー初の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)遠隔医療プロジェクトが正式に開始されたことを発表した。カウアヤン市のC5センターに立ち上げられ、より効果的な医療サービスを提供するために、革新的で最先端の遠隔医療施設を目指すとしている。

プロジェクトは「カウアヤンシティケアCOVID-19コンサルト(Cauayan City Care COVID-19 Consult)」と呼ばれ、医療ベンチャーが担当する。同ベンチャーは、市の医療サービスを改善することを目的として市長の事務所にて起業された。科学技術省リージョンII(DOST-II)は、元地域局長と新たに任命された地域運営次官のリーダーシップを通じて、このベンチャーを全面的に支援することを約束した。

このプロジェクトでは、DOST-II、カウアヤン地方自治体ユニット(Local Government Unit: LGU)、イサベラ州立大学(Isabela State University: ISU)、および高等教育委員会リージョンII(Commission on Higher Education Region II: CHED-RO2)の主導とパートナーシップによって設立されたC5が主体となる。COVID-19コールセンターで勤務する地元の医療従事者に、医療健康情報のデータ記録、統合、処理、およびカウアヤン市の保健所への報告を行う、高速で信頼性の高いプラットフォームを提供する。

DOST-IIとISUによって以前に開発されたヘルスガード(Healthguard)アプリと、このアプリに収容されたCOVID-19データをデータプライバシー法に従って記録および分析する機能を強化する。ISUキャンパス内には、医療専門家と健康関連部門の教員のグループで構成されるHealth Innovation Center(HIC)があり、HICがプロジェクトを主導する任務を負っている。また、パーペチュアルヘルプシステム看護大学(University of Perpetual Help System College of Nursing)は、健康関連コースの3年生と4年生が遠隔医療エージェントとしての役割を果たし、CHED-RO2との調整を通じて、本プロジェクトを支援する。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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