2021年09月
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GAIN CONNEX 2021を発表 マレーシアのテック企業MDEC

マレーシアのDX(デジタルトランスフォーメーション)を主導するマレーシア・デジタル・エコノミー・コーポレーション(MDEC)は8月24日、GAIN Connexイニシアチブの最新版を発表した。 GAIN Connex 2021は、2017年から2020年まで開催された「GAIN Connex」プログラムを継承するもので、東南アジアのさまざまな国の間での、深い知識の共有やビジネスネットワークの構築を目的としたプログラムとして始動した。

GAIN Connex 2021では、技術エコシステムを横断したトピックに新たに焦点を当てており、IDCのアナリストによる「Future of Work (リアルタイムコラボレーションツールや自動化技術など)」の市場動向とチャンスに関する独占的な情報共有セッションを提供するほか、テック企業が東南アジアのパートナーエコシステムとつながりなどのテクノロジーで新しいビジネスを推進できるような支援を行うという。

Future of Workと題された新しいプログラムは、「Malaysia Digital Economy Blueprint (MyDIGITAL)」の下でマレーシアのデジタル経済を発展させるというMDECのビジョンに沿って、テック企業をよ新規のパートナーと結びつけることを目指している。

GAINプログラムの狙いについて、MDECの技術エコシステム・グローバリゼーション担当副社長のゴピ・ガネサリンガム (Gopi Ganesalingam)氏 は次のように話した。

「マレーシアのハイテク企業やスタートアップ企業が、市場参入や域内他国への輸出機会を拡大することを長年にわたって支援してきた。強化されたGAIN Connexプログラムは、東南アジアの同業者間での知識共有とコラボレーションを促進するだけでなく、部門を超えたトピックに焦点を当てることで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック後の混乱した状況で成功するための正しい知識とツールを、マレーシアの技術系新興企業が十分に備えられるようにする」

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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