インドネシア科学院(LIPI)の電子通信研究センター(P2ET)では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療のため、CPAP(持続陽圧呼吸療法)とBiPAP(二相性気道陽圧)の2つの動作モードを備えた人工呼吸器Sivenesia(Smart Innovation Ventilator Indonesia)を開発した。9月29日の発表。Sivenesiaは、COVID-19による重篤な気道・呼吸器症状を防ぐととともに、快適な呼吸を促すことができる。
インドネシア政府は、COVID-19対策の一環として国産医療機器等の開発を積極的に推進している。国家研究イノベーション庁(BRIN)の季刊誌INOVESIA(2021年第1四半期号)によれば、人工呼吸器やPCR検査キット等、国産の医療機器等61製品を開発し、いくつかは大量生産や販売に至っている。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部