2021年10月
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シンガポール研究者グローバルサミットが開催 副首相、研究コラボの成果強調

第2回「シンガポール研究者グローバルサミット2021」が9月20日開催され、シンガポール副首相兼経済政策担当調整相のヘン・スイキャット(Heng Swee Keat)氏が登壇し、同国の研究者コミュニティの成果と、研究機関への期待を表明した。

シンガポール研究者グローバルサミットの参加者ら(提供 シンガポール首相官邸)

同サミットで、参加した研究者らは意見交換を行い、シンガポールの研究者ネットワークをより強化することを話し合った。シンガポールの研究者らは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにおいても成果を挙げてきた。同国の研究者は世界で初めて新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を培養し、わずか3週間でPCR検査キット「Fortitude 2.0」を開発した。また、COVID-19のゲノムデータベース「GISAID」の立ち上げと維持にも貢献した。

ヘン・スイキャット氏は「私たちがこれまでに大きな成果を上げることができたのは、学術界、民間企業、政府、シンガポール国内、そして海外でのパートナーシップの強さがあっただ。今回のサミットはその良い例で、他の大学や科学技術研究庁の研究機関など、シンガポールの研究エコシステムのさまざまな部分が集まっている」と研究者間のコラボの成果を強調した。

そのうえで、同氏は「私たちはこれまで、世界的に有名な大学を育て、量子技術研究所やシンガポール地球観測センターなどの主要な研究機関も成長してきた。これらの機関がそれぞれ優れた研究を追求するだけでなく、協力して研究を進めていることは心強いだ」と研究機関への期待感を示した。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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