2021年11月
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医療健康分野でのICT活用で4プロジェクトを紹介 フィリピン

フィリピン科学技術省(DOST)は、医療分野でのICT技術活用に関するオンラインのディスカッションで取り上げられた4つのプロジェクトについて発表した。10月4日付。

このディスカッションは9月29日に開催。DOST保健研究開発評議会(DOST-PCHRD)が支援する、医療分野でのICT技術活用に関して、次の4つのプロジェクトについて紹介された。

オンラインのディスカッション

  • 1. 疾病の早期発見のための時空間疫学モデラーを使用した症候群サーベイランスの実現可能性分析システム
  • 2. フィリピン総合病院で診察用に機能する、RxBoxと呼ばれるテレプレゼンス端末の改良
  • 3. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による肺炎の診断における胸部X線の読み取りを行うAIモデルに関する研究
  • 4. 小児緩和ケアを提供する医療提供者向けのウェブベースの学習管理システム

また、フォルトナート・T・デ・ラ・ペーニャ(Fortunato T. de la Peña)文部科学省長官は、患者情報の記録と活用、健康リスクと健康資源のマッピング、遠隔医療、健康増進など、データサイエンスとeヘルスソリューションに特化した研究イニシアチブに対する文部科学省の支援を強調した。

DOSTの研究開発次官であるロウィーナクリスティーナL.ゲバラ(Rowena Cristina L. Guevara)博士は、近年、医療の障壁を克服する上でのICTの影響がCOVID-19によってより明らかになったと考えている。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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