2021年12月
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高品質な種イモの供給でポテト研究開発センターが貢献 フィリピン科学技術省

フィリピン科学技術省(DOST)は11月7日、同省が推し進めるNICER(Niche Centers in the Regional for Research and Development)プログラムの下に設置しているポテト研究開発センターの取り組みを紹介した。

(写真:DOSTホームページから)

同センターは、国内の農家向けに高品質な種イモを供給するために設立した国内初の施設で、2019年10月に発足した。現在、センターでは、品質の良い種イモを生産するため、病害虫の管理に関する開発、組織培養を用いた種イモ増殖の強化、種イモ生産を強化するための新しい栽培システムと貯蔵の適用、に焦点を当てて取り組みを進めている。

ベンゲット州立大学(BSU)の北フィリピンルートクロップ研究訓練センター(NPRCRTC)は、これらの取り組みを実施するパートナー機関となっており、シンシア・G・キスワ(Cynthia G Kiswa)ディレクターがプログラムリーダーとして指揮を執る。研究活動費は、DOSTからの交付金(総額約3100万フィリピン・ペソ)によりまかなわれる。

ポテト研究開発センターは、ジャガイモの持続可能な農業を行うための基礎を築くことを目的とした3年間の時限付き組織となっている。センターの役割として、研究の質の向上だけでなく、農家の生活改善の機能を果たすことも期待されており、その活動は、種イモ生産と貯蔵の研究を通して、科学技術イノベーション(STI)の適用を目に見えるものとして示す、良いお手本となっているようだ。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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