シンガポール国立大学(NUS)建造環境学科は、5Gデジタルビルディングテノクノロジーセンターを設立した。2021年12月15付の発表。同国の建造環境分野の発展において、建設業のデジタル機能を高め、5Gトレーニングを進展させ、スマート・ファシリティマネージメント(FM)における5G技術の採用を促進するのが目的。
シンガポールが2025年までに5Gを全国に普及させることを推進するうえで、同センターはデジタルビルディングテクノロジーを先導する研究センターとなることを目指す。同センターのスマートFMのための5G対応クラウドベース・デジタルツインプラットフォームは、システム・プロセス・テクノロジーを統合して、建物の施設管理を強化する。生産性および効率が向上し、居住者の健康と福祉にも貢献することになる。
エヴリン・テオ(Evelyn Teo)准教授が指導する5Gセンターは、以下の点に焦点をあてる。
センターはデジタルビルディングテクノロジーに関する提携を、12の組織と始めている。各組織は個別の技術のテストベッドを開始したが、5G接続がデータを継ぎ目なくクラウドに流すことを通して、センターが個別のデジタル技術を効果的に一つのデジタルツインプラットフォームに統合することを、この提携は可能にした。
またスキルズ・ヒューチュア・シンガポールにもサポートされ、学生と業界の専門家達に、5Gユースケースデモンストレーションにデジタルビルディングテクノロジーを適用するための実践の機会を提供する。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部