シンガポール国立大学(NUS)は、スマートグリッド、クリーン電力、再生可能エネルギー、サステナビリティ関連技術の研究開発を強化するために、ケッペルインフラストラクチャ(Keppel Infrastructure)社と研究協力協定を締結した。4月20日付発表。
提携の一環として、NUSのケントブリッジ・キャンパスにケッペルインフラストラクチャ・NUS低炭素生活研究所の設立を予定している。この協定締結により、NUSの学生は教育やトレーニングの機会を得ることができ、スタートアップ、中小企業、研究者などが参加する、組織の垣根を越えたオープンコラボレーションが実現すると期待される。
スマートAC/DCハイブリッドマイクログリッド・プロジェクト(左上)など、ケッペルインフラストラクチャ・NUS低炭素生活研究所の取り組みのイメージ (提供:NUS)
この戦略的提携は、次の4つのプロジェクトを商用化に向けて加速させることを目指している。
この提携についてケッペルインフラストラクチャ社 のCEOであるシンディ・リム(Cindy Lim)氏は「NUSとの提携により、革新的なエネルギー技術の商業展開をより加速させることができるでしょう」と述べた。NUSのチェン・ツハン(Chen Tsuhan)副学長も「本協定締結により、円滑なグリーン移行に向けた商業応用可能なソリューションを共同開発できることをうれしく思います」と語った。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部