2022年08月
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「マレーシア・デジタル」が発足―デジタル経済の成長を加速

マレーシアデジタルエコノミー公社(MDEC)は7月4日、クアランプールで、国家のデジタル経済の成長を加速させるイニシアチブである「マレーシア・デジタル」が発足したことを明らかにした。同国のイスマイルサブリ・ヤーコブ(Ismail Sabri Yaakob)首相が立ち上げを発表した。

マレーシア・デジタルは、企業、人材、投資を奨励・誘致し、同国の企業や国民が世界のデジタル経済で主導的役割を果たすことを目指した政府主導の国家戦略的イニシアチブで、MDECを通じて同国の通信・マルチメディア省(K-KOMM)が推進している。マレーシアのデジタル能力を強化し、デジタル経済を後押しすることを目指している。

  • 意欲的な若い起業家、企業、国民のデジタル化を推進する
  • 地元のハイテク企業が「マレーシア・チャンピオン」となって国際的に成功するのを支援する
  • デジタル投資を呼び込む

―ことの3つを戦略的優先事項としている。

これらを達成するために、政府はMDECを通じて、DE Rantau(Rantauは"地域"の意)とDigital Tradeという2つの初期マレーシア・デジタル促進プログラム(PEMANGKIN)を導入する予定だ。DE Rantau(Rantauは゜地域"の意)は、同国をデジタルノマド・ハブとして確立するためにデジタル化の普及、プロフェッショナルモビリティの促進、および国全体の観光促進を目的としたプログラムだ。Digital Tradeは、国境内外の貿易や相互運用性、標準と規制アプローチの調和を促進するものだ。

マレーシア・デジタルについて、同国のアヌアー・ムサ (Annuar Musa) 通信・マルチメディア相は「国家のデジタル経済に拍車をかけるK-KOMMとMDECの継続的な取り組みの証であり、情報化、創造性、デジタル化社会の確立という同省のビジョンに沿ったものです。これらの組織は、民間の代表者を専門家として招き、業界が継続的にマレーシア・デジタルに参加し、貴重なフィードバックを提供するための専用プラットフォームを構築する予定です」と説明した。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部