2022年08月
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新型コロナ感染後のうつ病の兆候を検出―フィリピンで自宅療養患者向けのアプリ開発へ

フィリピン大学マニラ校国立衛生研究所国立テレヘルスセンターの研究チームは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者に見られるうつ病を検出するアプリを開発している。国営フィリピン通信社(PNA)が7月13日に伝えた。

(Anadolu photo 提供:PNA)

国立テレヘルスセンターのフランシス・サルミエント(Francis Sarmiento)氏が率いるこのプロジェクトは、フィリピン科学技術省フィリピン保健研究開発評議会(DOST-PCHRD)から1100万ペソ(約2600万円)の資金提供を受けている。

アプリの開発は今年2月からスタートし、年内を目処に完成を目指している。DOST-PCHRDのプロジェクトマネージャーであるレミュエル・ロサダ(Lemuel Lozada)氏は「アプリにはチャットボットが搭載されており、患者が自分の症状について相談することができます。うつ病の診断が目的ではなく、兆候を検出するためのものであり、悪化した場合は医師を紹介する仕組みです」と話す。

このアプリではそれ以外にも、

  • COVID-19を予防するためのガイドライン
  • 感染後にとるべき行動についての情報
  • 関連情報や勧告
  • 近隣の精神保健施設やフィリピン保健省(DOH)のメンタルホットラインのリスト
  • 世界保健機関(WHO)やDOHの教育資料

―などについて最新の情報が一覧できる。同氏は「こういった対処法を届けることで、患者の不安や抑うつの軽減につなげることができます」と説明した。

アプリの対象者は、入院の必要がなく、自宅等で療養する可能性が高いCOVID-19の軽症患者だ。一般公開されれば無料でダウンロードできる。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部