2022年09月
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フィリピンの中小企業技術プログラムを国連が承認―SDGsプラットフォームに登録

国連経済社会局 (UN DESA) はウェブサイト上で、フィリピン科学技術省 (DOST) の主力プログラムである「中小企業技術アップグレード・プログラム 4.0 (SETUP 4.0)」を、「パートナーシップ・プラットフォーム」に基づくSDG Acceleration Actionsの一部とすることを発表した。7月12 日付。

同局は「持続可能な開発目標のための科学技術イノベーションに関する第7回年次マルチステークホルダー・フォーラム(STI フォーラム)」および「2022年ECOSOC開発資金フォーラム」の調整作業中に、フィリピンを承認した。

(提供:いずれもDOST)

フィリピンが国連経済社会局 から受け取った連絡によると、DOST の「SETUP 4.0」とその他2つの国家イニシアチブは、「SDG Acceleration Actionsプラットフォームの有力候補として際立っており」、プラットフォームへの登録が推薦されたという。DOSTはこの承認に感謝し、SETUP 4.0をAcceleration Actionsプラットフォームに登録した。

今年5月5、6の両日にニューヨークで開催されたハイブリッド形式のSTI フォーラムで、DOST は当時のフォルトナート・デ・ラ・ペーニャ(Fortunato de la Pena)大臣を通じて、フィリピンの声明を発表した。DOST の SETUP 4.0 は、同省が作成した複数の国家声明書の中で繰り返し述べられている。

DOSTは絶え間なく努力を続け、国連会議に積極的に参加してきた。そのため、フィリピンの革新的なプログラムと政策が世界の舞台で紹介されるという絶好の機会を得て、SETUP 4.0 に特別な評価が与えられることとなった。DOSTは、フィリピンがSTIを使い国際社会における地位を高めることができるよう、熱心な取り組みを続けている。

パートナーシップ・プラットフォーム

「パートナーシップ・プラットフォーム」は、自発的に責任を果たそうとする複数の利害関係者から成り立つパートナーシップに関する世界規模のレジストリである。島嶼開発途上国会議、国連持続可能な交通会議、リオ+20会議などさまざまな国連会議やテーマ別行動ネットワークを通じて、持続可能な開発目標 (SDGs) の実現を支援するために、利害関係者によって立ち上げられた。
(sdgs.un.org/partnerships)

SDG Acceleration ActionsオンラインデータベースはSDGsの実施を促進し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発生以来の新しい現実の中で回復力を高め、包括的な復興をもたらすために、世界中の行動を鼓舞し動員するためのツールである。我々が奉仕する世界経済、地球、人々が危機から共に強く立ち上がることができるよう支援を行う。
(bit.ly/UNSDGAccelerationActions)

DOSTのSETUP 4.0

SETUP 4.0の実施は2030 年まで予定されており、中小零細企業 (MSME) の技術を進歩させるというニーズの最前線に立つことになる。このプログラムは、MSME を開発レベル別に分類して適切なS&T介入を行うことを意図している。同様に、業界全体への支援も提供する。 このプログラムは、フィリピン人のための持続可能な経済と社会を育む「AmBisyon Natin 2040」を支援することを目的として、「革新性、回復力、持続可能性、国際競争力を持つジェンダー対応MSMEセクター」のビジョンを支えている。プログラムは「持続可能な経済」、「市場競争力」、「有能な人財」、「対応性のあるS&T支援インフラ」、「技術とイノベーション」、「企業支援」、「回復力と継続性」などのSMARTER 戦略テーマを通じてMSME をスマートMSME に変容させることを目的としている。

SETUP 4.0が登録したパートナーシップ・プラットフォームに基づくSDG Acceleration Actionsへのリンクは次の通り。
bit.ly/SETUPSDGAction

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部