2022年11月
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セントジョンズアイランド国立海洋研究所(SJINML)が 開設20周年 シンガポール

シンガポール国立大学(NUS)が運営するセントジョンズアイランド国立海洋研究所(SJINML)の開設20周年を祝うイベントで、これまでの研究成果や新しいビジョンについて明らかにされた。10月22日付け。

SJINMLは、NUSが運営し、シンガポール国立研究財団(NRF)が資金提供する重要な国家研究インフラであり、海洋およびオフショア産業の人材育成も行っている。

イベントでは、海洋科学の研究コミュニティーが一堂に会し、気候変動、生物多様性の保全、水産養殖などのテーマが掲げられ、来場者は、ガイドツアーやワークショップ、科学セミナーに参加した。NRFの会長でもあるシンガポールのヘン・スイキャット(Heng Swee Keat)副首相も主賓として出席した。

また、SJINMLが海洋科学においてより大きな地域的役割を果たすべく準備を進めていることが発表された。SJINML施設長であるセレナ・テオ(Serena Teo)博士は、シンガポールを海洋科学研究と教育における地域の中心地として確立するために、同研究所が重要な役割を担うことを目指していると強調した。具体例として、同国初の次世代研究用海洋ブイの全国ネットワークや、気候変動や生態学的研究の強化を目的とした海水水質モニタリングのためのデータプラットフォームの構築に関する計画が挙げられた。

NRFの国家研究インフラ担当ディレクターであるジャスビール・シン(Jasbir Singh)博士は、SJINMLについて、「シンガポールの重要な国家研究基盤の1つとして、環境意識の高い海洋研究のリーダーを育成します。グリーンプランの重要な柱である『自然の中の都市』への転換に貢献するものです」と述べた。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部