シンガポールの南洋理工大学(NTU)は、同大学とOCBC銀行が持続可能性、データプライバシー、サイバーセキュリティの分野で革新的な技術ソリューションの開発に向けて今後5年間で500万シンガポールドル(約5億円)の研究協力に着手したことを発表した。11月10日付け。

NTUとOCBCの研究提携は、NTUの5カ年戦略計画であるNTU2025の一環で、技術が人類や環境へ与える影響の緩和といった人類全体に関わる大きな課題に取り組むことを目的としている。

研究協力契約の調印はNTUのプライバシー保護技術およびシステム研究のための戦略的センター(SCRIPTS) で行われ、同国のヘン・スイキャット(Heng Swee Keat)副首相(兼経済政策調整相、国立研究財団理事長)が立ち会った。

本研究はNTUの副学長(戦略およびパートナーシップ)でSCRIPTSのディレクターでもあり、デジタル・トラスト研究センターのエグゼクティブディレクターも兼任するラム・クォック・ヤン(Lam Kwok Yan)教授が主導する。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部