シンガポールの南洋理工大学(NTU)は2月10日、ベトナムの国家イノベーションセンター(NIC)と、両国の企業やスタートアップ企業、研究機関のリサーチトランスレーションやイノベーション能力の向上を目指すパートナーシップを締結したことを発表した。

NTUとNICは、2月10日にシンガポールのシャングリラホテルで開催されたベトナム・シンガポールビジネスフォーラムにおいて、ベトナムのファム・ミン・チン首相の立ち会いのもと、パートナーシップに関する了解覚書(MoU)に調印した。

NICは、科学技術を通じてベトナムのスタートアップ企業やイノベーションエコシステムを支援・開発する政府機関であり、NTUは、同大学のエネルギー研究所(ERI@N)のエコラボ構想に基づきNICと連携し、パートナーシップの取り組みを主導していく予定だ。今後、2年間の協定に基づき、NTUとNICはスタートアップ企業のベストプラクティスを共有、交換する。さらにさまざまな技術交流プログラムを通じて、研究プロジェクトの商業化の加速を目指す。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部