シンガポールの南洋理工大学(NTU)は4月26日、国連訓練調査研究所(UNITAR)と共同で、持続可能な教育に関する学習機会を提供し、アジア太平洋諸国の政府関係者や指導者の知識共有を促進する研修センターを設立することを発表した。
(出典:NTU)
NTUは、国内で唯一となる「International Training Centre for Authorities and Leaders(CIFAL)シンガポール」の開催校に選ばれている。CIFALは、UNITARの社会開発計画によって配置され、世界中でCIFALネットワークに属する30の国際トレーニングセンターで構成されている。
CIFALシンガポールは、アジア太平洋諸国の個人、機関、社会が、持続可能な方法で機能を果たし、問題を解決し、目標を設定し達成する能力を強化し、アジア太平洋地域の持続可能な開発を促進することを目的としている。
発表会は4月25日、スイス・ジュネーブのUNITAR本部で行われ、国連事務次長補でUNITAR事務局長のニキル・セス(Nikhil Seth)氏とNTU副学長兼プロボストのリン・サン(Ling San)教授との間で、パートナーシップの締結が行われた。調印式には、ジュネーブの国連事務所に駐在するシンガポール特命全権大使のウメジ・シン・バティア(Umej Singh Bhatia)氏が立ち会った。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部