2023年06月
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カーボンニュートラル加速へ研究開発パートナーシップを締結 タイ

タイ国立科学技術開発庁(NSTDA)は5月15日、バンプー(Banpu Public Company Limited)社とカーボンニュートラルに向けた取り組みを加速させるための研究開発パートナーシップを締結したことを発表した。

同パートナーシップは5月8日の調印式で、NSTDAのスキット・リムピジュムノン(Sukit Limpijumnong)長官とバンプー社のソムルディー・チャイモンコル(Somruedee Chaimongkol)CEOとの間で結ばれた。

(出典:NSTDA)

スキット長官は、「NSTDAは国の能力を開発するために、国の科学・技術・イノベーション(STI)パワーハウスとして機能することを約束します」とし、「5つの国立研究センターである国立電子コンピューター技術研究センター(NECTEC)、国立遺伝子生命工学研究センター(BIOTEC)、国立金属材料技術研究センター(MTEC)、国立ナノテクノロジー研究センター(NANOTEC)、国立エネルギー技術センター(ENTEC)とともに政府、産業界、コミュニティなどあらゆる分野の関係者と協力して、革新的なソリューションを開発し、その応用をサポートします」と表明。

その上で、同長官は今回のパートナーシップについて、「バイオ資源の付加価値を高め、循環型経済を後押しし、温室効果ガスの排出を減らして環境を保護する新製品の開発やイノベーションの創出を目的としています。協業の範囲は、エネルギーとバッテリー技術、脱炭素化、デジタルトランスフォーメーション、近代的で高度な農業、標準化とインフラを含み、新しい経済とゼロエミッション社会への移行を最終目標としています」と語った。

これに対しソムルディーCEOは、「大手エネルギー企業として、事業全体を通じてイノベーション、テクノロジー、サステナビリティに取り組んでおり、Greener & Smarterのコンセプトのもと、脱炭素戦略によって事業の成長を加速させるつもりです。今回の提携は、カーボンニュートラルに関する戦略的な連携や、研究開発活動やスタッフ・知識の交換を促進するための国際的なネットワークという点で、両社にメリットをもたらすものです」と話した。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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