オーストラリアによるベトナム技術革新支援プログラムであるAus4イノベーション(Aus4Innovation)は、同プログラムの資金提供プログラムで開発された海水のリアルタイム監視システムが、ベトナムのフーイエン省ソンカウ地区の代表に譲渡されたことを発表した。5月5日付け。
オーストラリアのシドニー工科大学(UTS)とベトナムのホーチミン市工科大学(HCMUT)は、UTSで開発された水監視技術をベトナムのニーズに合わせるために協力し、本システムを開発した。海水の腐食や季節的な熱帯低気圧などの過酷な条件下でリアルタイムに海洋環境測定を行うことができるベトナム初、世界でも数少ないシステムだ。
フーイエン省のスアンダイ湾に設置された4つのモニタリングステーションは、地元当局やコミュニティ、特にロブスター養殖家に対して、海水の品質に関するリアルタイムデータを提供しており、貴重な投資の保護に役立っている。
海水のリアルタイム監視システムがベトナム側に譲渡された
(出典:Aus4Innovation)
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部